オコンもハミルトン後任候補のひとり? 現在アルピーヌ所属も「僕はまだメルセデスのジュニアドライバー。繋がりは強い」
アルピーヌF1のエステバン・オコンは、2025年からフェラーリへ移籍するルイス・ハミルトンの後任としてメルセデス入りを果たす可能性があると指摘される中、メルセデスとは依然「強い繋がり」があると語った。
アルピーヌのエステバン・オコンは、メルセデスとは「強い繋がり」を維持しているとして、自身がルイス・ハミルトンの後任候補のひとりであることを示唆した。
オコンは2024年末で一旦アルピーヌとの契約が満了を迎える。彼は2015年にGP3(現FIA F3)のタイトルを獲得した際にメルセデスのジュニアドライバープログラムに加入しており、メルセデスのトト・ウルフ代表との関係から、2025年からフェラーリへ移籍するハミルトンの後任候補と見られている。
この憶測に初めて言及したオコンは、現在所属するアルピーヌに対して「100%専念する」と強調しつつも、メルセデスとは常に“強い繋がり”を保っていると語った。
2月7日、イギリス・エンストンで行なわれたアルピーヌA524の発表会で、オコンは次のように語った。
「僕は常にメルセデスと強い繋がりを持っている。僕はまだ、メルセデスのジュニアドライバーだ」
「僕が“ジュニア”じゃなくても、ずっとそうだった。ある段階で彼らとはまだ契約しているんだ。そういうものなんだ。いずれ分かるよ」
「現時点ではアルピーヌに100%専念している。それが僕の焦点だ」
「サーキットでは常に良い仕事をしなければならない。F1では契約があるかどうかは関係なくて、毎年が重要だ。パフォーマンスを発揮できなければ、F1を離れることになりかねない。そういう仕組みなんだ」
「すごいことをやってのければ、常に話題や噂が持ち上がり、良いことが起こる。話題になっている限りは、コース上で良い仕事ができているということだ」
Esteban Ocon, Alpine
Photo by: Alpine
またオコンは、ハミルトンのフェラーリ移籍が発表されたタイミングについて「誰もが驚いた」と振り返った。
「ルイスのニュースは、間違いなくみんなを驚かせたと思う」とオコンは言う。
「この冬にこんなことが起こるとは、誰も予想していなかった。いつもは穏やかな時期なのに、この冬は穏やかとは思えなかったからね」
一方でオコンは、チーム上層部の大幅な交代があった昨年の夏からアルピーヌは落ち着きを取り戻しているとして、チームの安定性がコース上のパフォーマンスへ繋がることを期待している。
「継続性があるのはとても良いことだ」とオコンは言う。
「仕事を続け、細かいことをやり続ける。新しいチーム、新しい人と仕事をすれば学ぶべきことが沢山あるから、結局はそれがとても重要なんだ」
「他(チーム)に多少の混乱があったとしても、僕らはそれを受け止める。でも他のことには集中したくはない。自分たちの方を完璧にやる必要があるし、そうすれば結果もついてくるはずだ」
Additional reporting by Jonathan Noble
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