オコンは”フランスの防衛大臣”だ! アルピーヌ代表、元祖ペレスに倣いハミルトン抑え込んだF1日本GPでの走りを絶賛
アルピーヌのオットマー・サフナウアー代表は、チームのコンストラクターズランキング4位獲得に貢献したドライバーのエステバン・オコンを「フランスの防衛大臣だ」と彼の走りを褒め称えた。
写真:: Sam Bloxham / Motorsport Images
アルピーヌのチーム代表であるオットマー・サフナウアーは、F1日本GPでメルセデスのルイス・ハミルトンを抑える走りを見せたエステバン・オコンが”フランスの防衛大臣”として知られるべきだと語った。
2022年シーズン、アルピーヌはマクラーレンを破りコンストラクターズランキング4位を獲得。チームの獲得ポイントの過半数を稼いだオコンは、表彰台獲得を果たせなかったこと以外はF1キャリアベストの一年だったと振り返っている。
オコンはチームメイトのフェルナンド・アロンソを11ポイント上回り、計92ポイントでドライバーズランキング8位を獲得している。
Motorsport.comが2022年シーズンのオコンの成長についてサフナウアーに訊くと、彼は「素晴らしいレースをいくつか見せた」と答え、次のように続けた。
「以前は『なんてことだ。パフォーマンスがない』と思うこともあったが、彼は克服してみせた。彼にとっては本当に、本当に良いことだ」
「でも鈴鹿での走りが一番印象に残っている。あれは凄かったよ!」
「彼は、ウエットや変化するコンディション、乾きかけのコンディションに強いメルセデスのルイスが常にミラーに映る中で走っていた。しかもルイスの方がマシンは速かったんだ」
「(メルセデスが)チャンピオンシップを終えたポジションを見てほしい。そして、彼はルイスを抑えた。素晴らしいことだ」
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Photo by: Alpine
サフナウアーが語るように、オコンは降雨により一時中断を挟んだ鈴鹿サーキットでの日本GP決勝で7度のF1世界チャンピオンであるハミルトンを抑え、4位を獲得した。
ハミルトンはヘアピンとスプーンから続く130Rまでの区間でオコンにプレッシャーを与え続けたが、オコンは動じず。完璧な位置取りでポジションを守りきった。
鈴鹿でのパフォーマンスから、サフナウアーは2023年以降のレースでもライバルを抑え込む走りをオコンが見せると考えている。そして2021年の最終戦アブダビGPでハミルトンを抑え込む活躍から”メキシコの防衛大臣”と呼ばれたセルジオ・ペレスのように、オコンにも愛称をつけるべきだと冗談交じりに語った。
「チェコのニックネームが(編注:ペレスの愛称)が防衛大臣なのは知っているけど、それを翻訳したほうが良いかもね……フランス語で防衛大臣はなんて言うんだ?」
そうサフナウアーは言う。
「それが何なのかを確認してみよう。それが何なのかを考えて、ニックネームをつけてみよう!」
アブダビGPでの記者会見を終えたサフナウアーはオコンに迎えられ、2021年シーズン用のサイン入りレーシングスーツが贈られた。そしてサフナウアーはオコンにニックネームに関するアイデアを伝えると、オコンはフランス語で防衛大臣を"ministre de la défense"と訳した。
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