F1ドライバーでも、ル・マン挑戦は一筋縄ではいかない? オジェ、挑戦を大歓迎も「簡単じゃないぞ!」
ル・マン24時間レースに参戦した経験があるWRCドライバーのセバスチャン・オジェは、ル・マン出場を希望するF1ドライバーに一筋縄ではいかないと警告した。
多数のメーカーが戻り、盛り上がりを見せているWEC(世界耐久選手権)。こうした状況を受けて、特にル・マン24時間レースを戦いたいと口にするF1ドライバーが多くなっている。
現役F1ドライバーの中には、すでにル・マン制覇を成し遂げているフェルナンド・アロンソとニコ・ヒュルケンベルグがいるが、マックス・フェルスタッペンやシャルル・ルクレールも、ル・マン挑戦への興味を公言している。
motorsport.comは、トヨタのWRCドライバーであり、2022年にル・マン24時間のLMP2クラスに出場した経験もあるセバスチャン・オジェにインタビューした。
その中で、F1を戦うような才能あるF1ドライバーであっても、ル・マン24時間に挑戦し、優勝を争うのは難しいかと聞くと彼は次のように答えた。
「F1はラリーよりもWECに近いだろうから、僕よりは簡単だろうね」
「でも最近はどのスポーツも競争が激しく、プロフェッショナルになってきている。カテゴリーを変えるのは決して簡単なことではないから、適応して新しいパラメーターを学ぶには少し時間が必要だ」
トヨタのガレージを訪れた勝田貴元とセバスチャン・オジェ
オジェは、フェルスタッペンやルクレール、ルイス・ハミルトンといった一流ドライバーであっても、トラフィックのマネジメントなどには苦労するだろうと語った。
「純粋な速さという点では、マックスやシャルル、ルイスのようなドライバーたちが非常に速いのは間違いない。しかしトラフィックを管理し、戦略を練り、24時間すべてをうまく進めることは、そう簡単なことではない」
一方で、オジェはドライバーたちの他カテゴリー挑戦を歓迎している。
「ドライバーたちが他のカテゴリーをテストするのを見るのはいつだっていいことだ」
「本当に残念だけど、僕たちのときはそういうことが許されていなかった。それに例えば、F1にはスーパーライセンスがあるから、他のドライバーに開かれたカテゴリーとは程遠いんだ」
オジェは、自身と同じくラリーのレジェンドであるセバスチャン・ローブがF1挑戦への準備が整っていることを証明しながらも、それが実現しなかったことを嘆いた。
「F1に挑戦できるような、優秀なドライバーが他カテゴリーにも何人かいると確信している。10年か15年前、セバスチャン・ローブはレッドブルでかなり有望なテストをしていたにもかかわらず、F1に行くチャンスがなかったのが少し残念だ」
「ファンはたまにはそういう比較や挑戦を見たかったはずだと確信しているからね」
「幸いなことに、ここ(ル・マン)ではそれが可能なようだ。だから、いつかはここで彼ら(F1ドライバー)を見ることができると思うし、そうなればより良いショーになるに違いない」
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