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F1新時代で求められる予選への新しいアプローチ。ピアストリ「レギュレーション調整で元に戻るといいけど」

マクラーレンのオスカー・ピアストリは、新レギュレーションによって予選に向けた準備がこれまでとは全く異なるものになったと明かし、規則調整によってある程度それが元に戻ることを期待している。

Oscar Piastri, McLaren

 マクラーレンのオスカー・ピアストリは、新世代F1マシンでの予選アタックにおいて、ドライバーが「一見すると重要に見えない」データに注目する必要があると説明。最大限のパフォーマンスを引き出すためには全く新しいアプローチが求められていると語った。

 新ルール下の予選では、アタックラップ中にアクセルを緩めたり、エネルギーを使う区間を変えたりと、たとえ一部で遅くなったとしても、最終的にラップタイム向上につながるケースがある。

 ピアストリは、この点について多くのドライバーが感じているフラストレーションに同調している。最大の不満は、予選でフルスロットルで攻めるドライバーが報われない、あるいは逆に不利になる点にある。予選はドライバーにとってもファンにとっても魅力的な週末のハイライトのひとつだが、極限の走りが最高のパフォーマンスに必ずしも繋がらないのだ。

 ピアストリは、F1の従来のルールと比較して、ドライバーがデータを分析する方法がどのように異なるのか、また新しい方法を用いてエンジニアとどのように協力していくのかについて詳しく説明した。

「新しいルールへの適応にはかなりのエネルギーが必要だった。おそらく、予想もしなかったようなエリアを探さなければならなかったからだろう」

 そうピアストリは語った。

「予選ラップ開始時にどのタイミングでフルスロットルにするのが最適なのかを探っている。そんなことは今まで気にしたことがなかった」

Oscar Piastri, McLaren

Oscar Piastri, McLaren

Photo by: Artur Widak / NurPhoto via Getty Images

「コーナーの連続区間でどうアクセルを戻すか、コーナーの速度によってバッテリーやパワーユニットの挙動も変わる。あるコーナーと別のコーナーでは全く違う動きをするんだ。そういう、これまで考えたことのないことをすべて理解しようとしている」

「それらは直感的に分かるものではない。これまでなら”ここで少しブレーキを遅くしよう”といった、ドライバーが自然にやることを試してみていた。でも今はそうじゃない。これは本当に体力を消耗する作業だ。単にクルマを限界まで追い込んだり、タイヤの感触を確かめたりするようなこととは違うからだ。そういう場合は、フィードバックがほぼ瞬時に返ってくるし、身体的に感じることができるからね」

「こういったことは試行錯誤を重ねて初めて、正しいやり方かどうかがわかるものだ。大変だし、かなりのエネルギーを使っている。でも現時点では、それがラップタイムの大部分を占めている」

 ピアストリは予選を全開で攻めたいと願っているものの、新しいアプローチこそが予選で成功する唯一の方法であることを受け入れている。

 しかしマイアミGPに間に合うようにレギュレーションが調整され、エネルギー回生量の上限が1周8MJから7MJに引き下げられた。ピアストリはこの変更が問題の解決に多少なりとも寄与することを期待している。

 エネルギー回生量が減ればラップタイムは低下するが、リフト&コーストやスーパークリッピングの必要性は低減される。しかし、最大のメリットは、予選でより限界に近い走りが求められるようになる点だ。

「これらの調整により、そうしたテクニックにそれほど注力しなくても済むようになることを願っている」とピアストリは締めくくった。

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