ピアストリ、2026年新マシンでの苦戦は走りが「クリーンすぎる」せい? ステラ代表の指摘
マクラーレンのアンドレア・ステラ代表は、オスカー・ピアストリが2026年シーズン苦戦している背景について、新世代F1マシンが求めるドライビングスタイルと本人の特性が噛み合っていないことが大きな要因だと説明した。
2026年シーズンは苦戦気味となっているマクラーレンのオスカー・ピアストリ。チームを率いるアンドレア・ステラ代表はその原因について新世代マシンとのドライビングスタイルの相性にあると指摘した。
わずか8ヵ月前まではF1のタイトル争いを演じていたピアストリ。しかし2026年シーズンの新世代となったマシンでは苦しい戦いが続いている。チームメイトのランド・ノリスとは特に予選では差が顕著で、4月以降はノリスに対し1回しか勝てていない。
ピアストリの苦戦について、ステラ代表はSky Sport Germanyに対し、こう語った。
「ドライバーたちも、この世代のマシンには特定のドライビングスタイルが必要だと話している」
「簡単に言えば、あまりクリーンに走ろうとするだけではラップタイムは出ない。マシンを積極的に攻め、多少スライドすることも受け入れ、常に非常にアクティブに操作しなければならない」
「そのスタイルは、オスカーよりもランドの方が自然に身についている。我々はオスカーとともに、彼本来のドライビング操作を、このマシンの特性に合わせられるよう取り組んでいるところだ」
「こうした傾向は他チームでも見られる。例えば(メルセデスの)キミ・アントネッリとジョージ・ラッセル、あるいは(フェラーリの)ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールにも似たようなケースがある」
「だから、いずれ解決できると考えているし、オスカーも自身の才能を最大限に発揮できるようになるはずだ」
Oscar Piastri, McLaren
Photo by: Sam Bagnall / Sutton Images via Getty Images
今週末行なわれているベルギーGP予選ではピアストリは7番手タイムだった。Q3最初のアタックではスタブローでコース外のグラベルにタイヤを落とし、最終的にチームメイトのノリスから0.215秒遅れとなった。また、金曜日には油圧系トラブルによって走行時間が制限される不運にも見舞われた。
ただし、ピアストリ本人は今回の苦戦が油圧トラブルによるものではないと説明した。
「今日の苦戦は、それ(油圧トラブル)が原因ではないと思う」
「とにかくマシンを運転するのがすごく難しかった。本当に扱いづらかったよ」
「限界ギリギリでうまくバランスを取れればタイムは出る。でも、その限界でバランスを保つこと自体が本当に難しい」
限界領域で何が問題になっているのかを詳しく問われたピアストリは、こう続けた。
「コーナーや風向き、その時々の状況によって違うから、ひとつの明確な問題ではないんだ」
「いろいろな部分で苦労しているということは、結局それが今のマシンの性能なんだと思う。そこからさらに引き出そうとするなら……結局はもっとダウンフォースが必要なんだ」
「特にここ数戦はリヤの挙動が課題になっている。今日は風も強かったし、シルバーストンも風が強かった。それが難しさを増しているのかもしれないけど、とにかく簡単ではない」
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