バーレーンで”大幅増”。今季のオーバーテイク数は”レースによっては”50%増える?

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バーレーンで”大幅増”。今季のオーバーテイク数は”レースによっては”50%増える?
執筆:
2019/04/06 10:06

FIAのシングルシータ部門のトップであるニコラス・トンバジス曰く、今季のオーバーテイク数は、レースによっては50%増えるはずだと語る。

 2019年から空力レギュレーションを大きく変更、オーバーテイクしやすいパッケージを目指したF1。そのシミュレーションによれば、レースによっては50%ほどオーバーテイク数が増えることが見込まれている。

 今季のF1マシンは、レギュレーションの変更によって、これまでよりもシンプルなフロントウイング、低く長いバージボード、そして高く幅広くなったリヤウイングが搭載されるようになった。その効果によって前を走るマシンに近づきやすくなり、さらにはDRSの効果も向上……より多くのオーバーテイクが生まれることが期待されている。

 しかし開幕戦オーストラリアGPでは、ほとんどオーバーテイクが生まれず……レギュレーション変更の効果については懐疑的な見方も出ていた。しかし、バーレーンでは一転、オーバーテイクが多数産み出された。もちろんこれには、グランプリ直前に追加された3番目のDRSゾーンの効果もあったはずだが、今後一般的なサーキットでは、さらに多くのオーバーテイクが生まれることに繋がるかもしれない。

 FIAのシングルシーターテクニカル部門のトップであるニコラス・トンバジスによれば、サーキットによってはさらに刺激的な展開となるシミュレータ結果が出ているという。

「オーストラリアで大きな違いが出ることは、我々は期待していなかった。いずれにしても、メルボルンはオーバーテイクが難しいサーキットだ」

 トンバジスは、バーレーンGP前に行われたインタビューにそう語った。このインタビューは、FIAが発行するAUTOマガジンに掲載されている。

「シミュレーションでは、いくつかのサーキットでは、オーバーテイクが10%増えることを示していた。もちろん、同じようなコースを比較した場合にはね」

「しかし他のレースでは、同じシミュレーションでより(オーバーテイクが)増えることが期待された。おそらくは50%ほど増えるだろう」

「それが、我々がこれまでに得たフィードバックだ。シーズンが進むにつれ、それが明らかになっていくだろう」

「我々はオーストラリアで、奇跡のようなことを期待してはいなかった。しかし一般的に言えば、空力に関する限り、我々は正しい方向への一歩を踏み出すことを期待している」

 今回のレギュレーション変更は、2018年のF1マシンが、パワーと空力特性の両面で複雑化したことに対する反応だった。トンバジス曰く、リヤウイングの幅を広げ、そしてDRSの開き幅を増やしたことは、他の部分によってレースが”悪化”する可能性に対する、安全策だったと語る。

「テスト中のマシンにおいて、レギュレーションの変更に対する解決策を見れば、我々が規則で求めたこととは異なってしまったかもしれないと思うことは確かにあった。しかし、それはいつでもそうだ」

「でも全体的に見れば、空力特性の方向性については満足している」

「最終目的地に辿り着いたとは思っていない。『OK! 全てが完璧だ』などと言うことはない」

「しかしながら、もし我々が今回の過程を経ずに2021年のレギュレーションを書いていたならば、ずっと弱い立場に立っていただろう」

「我々が達成しようとしていることのために、2019年はとても有益な訓練となった。そして、後方の乱気流を減らすことになった」

「今シーズンがエキサイティングなチャンピオンシップになるかどうかは、チームがどれほど接近して戦うことができるかどうかにかかっている。そして他のみなさんと同じように、それが見ることができるかどうかは、私は非常に気にかけていることだ」

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シリーズ F1
執筆者 Scott Mitchell
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