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アレックス・パロウ、アメリカGPでのF1公式セッション出走で大興奮「F1マシンは速くてブッ飛んでたよ!」

F1アメリカGPのフリー走行1回目をマクラーレンから出走したアレックス・パロウは、F1マシンが持つパフォーマンスに衝撃を受けたと語っている。

Alex Palou, McLaren MCL36, leaves the garage

Alex Palou, McLaren MCL36, leaves the garage

Steven Tee / Motorsport Images

 2021年のインディカー・シリーズチャンピオンであるアレックス・パロウは、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催されているF1第19戦アメリカGPのフリー走行1回目にマクラーレンから参加。そのマシンパフォーマンスに驚きを隠せないようだ。

 60分のセッションでダニエル・リカルドの『MCL36』をドライブしたパロウ。21周を周回し、ミディアムタイヤで1分39秒911をマークした。もう一台のマクラーレンを駆るランド・ノリスからは2秒落ちというタイムだったものの、そこにはパロウがソフトタイヤを履く機会を得られなかったことも関係しているだろう。

 パロウがF1マシンから”全力”を引き出すことはなかったものの、そのパフォーマンスに驚かされたと語った。

「速いしブッ飛んでるね!」

 セッション後、パロウは興奮気味にそう語った。

「もちろん、僕は幸運にも2021年型マシンで事前テストを行なっていたから、それですでにF1マシンの感覚は掴めていた。でも今回は、もちろんトラフィックがあるし、どのドライバーの邪魔もしたくない。しかも乗っているクルマは自分のじゃないんだ」

「だから僕はマシンのケアに務め、今週末レースに向かう人たちに迷惑をかけないようにしたよ」

「このコースは特に、超高速のセクター1がF1マシンにかなり適していると思う。走っていてとても気持ちが良いんだ」

 またパロウはF1マシンでの走行について次のように語っている。

「マシンの性能が高すぎて、所々でオーバーランしてしまったけど、僕は良い判断だと思っている。1時間しかないのであれば、オーバーランしてそのまま戻っていく方が良いからね。それにタイヤが1セットしかないことも理解していたし、2周で全部やりきる必要があった。あまり待てなかったから、それが理由かもしれないね」

「改善すべき点? もっと周回を重ねて、最後にもう1セットタイヤを用意しておけば良かったというところだと思う。でも今回のプログラムは速く走ることではなく、まずはチームのためにデータを取ることだった」

Alex Palou, McLaren

Alex Palou, McLaren

Photo by: Sam Bloxham / Motorsport Images

 インディカー・シリーズは、パロウが日本のスーパーフォーミュラで活躍していた2019年シーズンを最後にCOTAでレースを開催していない。2020年の春季テストはCOTAで実施したものの第2戦に予定されていたレースも新型コロナウイルスの影響によりキャンセルとなっていた。

 2020年から活躍の舞台をアメリカに移したパロウとしてはあまり馴染みのあるコースではなかったものの、長いバックストレート手前のターン11では、突風のためにF1マシンでの走行が難しかったと明かした。

「このクルマはインディカーよりも風の影響を受けやすいんだ。オーバルで感じるモノに近いかもしれない。少しの風でもカーバランスに大きな影響が出るということだ」

 そうパロウは言う。

「そして今日のセクター1はトリッキーで、初日の僕にとっては明らかに不利だった。それにたった1回のフリー走行で、クラッシュしたくなかったからね!」

「インディカーの場合、あそこを通り抜けるのはかなり遅いね」

「マシンを100%信頼していたけど、マシンは僕が思っている以上の力を発揮していた……だから僕はもっとプッシュし始めたんだ。低速コーナーではかなり力強い走りができたのは確かだけど、あそこ(セクター1)でもっと自信をつけて走るのは簡単なことだと思う」

「それから最後のコーナーふたつ、特に2個目で少しタイムを失っていた。でもマシンは僕が思っていたよりもずっと上の性能だった。僕が自信を持てていなくて、ただこのマシンがどれだけ速く走れるのか信じられないでいたんだ」

 またパロウは、フリー走行2回目以降はリカルドがマシンに戻ることから、マシンをクラッシュさせてしまうことへの警戒心が緩むことはなかったと語っている。

「これはシミュレーターじゃないんだ。ゲームだったらいつだってリスタートできる」

 そうパロウは続ける。

「ダニエルのクルマで、ここでリスタートはできない。痛い思いをするのは怖くないけど、そのあとすぐ出走しなきゃいけないマシンをクラッシュさせてしまうのは怖いんだ。タイヤの状況から言うと、3~5周しか(猶予が)ないんだ」

 そしてパロウは、セッション終盤にソフトタイヤでのタイム計測ができなかったことへの落胆を否定した。

「僕は100%ハッピーだよ」と彼は言う。

「それが計画だったんだ。このセッションの目標は”輝くこと”じゃなくて、『この時間なら起用できる』というようなモノだということをしっかり理解している。それよりもダニエルのためにタイヤを温存することが大事だったんだ。それは彼にとって役立っていると思う。彼は1時間ロスしたけど、その分彼にもチームにもプラスになったと思う」

「エンジニアには『タイヤをもう1セット頂戴! 1セットでいいから!』って言ったんだけど、僕は(判断の)背景は全て理解しているし、僕が彼らの立場なら同じようにしただろうね」

 
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