パトレーゼ”レッド5”のウイリアムズFW14をドライブ「素晴らしいフィーリングだった」
イモラ・サーキットで行われた”ヒストリック・ミナルディ・デイ”で、リカルド・パトレーゼが1991年の相棒、ウイリアムズFW14との再会を果たした。

リカルド・パトレーゼは、1991年シーズンにウイリアムズFW14を駆り、メキシコとポルトガルで勝利を収めた。他にも2レースで先頭を走ったが、セミ・オートマチック・トランスミッションのトラブルに見舞われ、リタイアすることとなった。
結局パトレーゼは1993年限りでF1から引退。通算で6勝を挙げた。
そのパトレーゼは、1991年の相棒であるウイリアムズFW14に再会。イモラ・サーキットで行われたヒストリック・ミナルディ・デイで走行を披露した。ただ、この日パトレーゼが走らせたマシンは、”たまたま”当時のチームメイトであるナイジェル・マンセルのトレードマークとも言える”レッド5”が取り付けられていた。パトレーゼの当時のカーナンバーである”6”ではなかった。
「再びこのマシンに乗ってみて、信じられないようなフィーリングだった。このクルマは、僕に素晴らしい結果をもたらしてくれた。そのうちのひとつは、1991年のここでのグランプリで、アイルトン・セナの隣でグリッドの最前列に並んだことだ」
パトレーゼはそう語った。
「ファンの暖かさは素晴らしかった。そして、この素晴らしいマシンたちとともに、この素晴らしいイベントを成功させたジャンカルロ・ミナルディを祝福しなければいけない」
「こういうイベントは、F1グランプリよりもさらに”美しい”。訪れた全てのファンが、マシンやドライバーと触れ合えるからね」
フォトギャラリー:ヒストリック・ミナルディ・デイ
Williams FW14

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Minardi M191

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Ferrari 641

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Ferrari F1 87

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Ensign MN176

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Monoposto in pista

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Monoposto nel garage

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Monoposto nel garage

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Monoposto nel garage

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Atmosphere

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Pier Luigi Martini's helmet

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Pier Luigi Martini and Guido Schittone

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Logo Minardi

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Tyrrell P34

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March 761

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Detail of the front wing of a Surtees F2

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Ensign MN176

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Ferrari 641

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Ensing MN176

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Williams FW14

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Emanuele Pirro

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Detail of the nose of a Ferrari single-seater

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Ombrellina

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Surtees TS9

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Ensign MN176

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Williams FW14

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Giancarlo Minardi

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Steering wheel and helmet

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Chevron F2

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Track action

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またこの日は他に、ピエルルイジ・マルティニがミナルディM189をドライブ。アレックス・カフィがエンサインN176を走らせた。その他、エマニュエル・ピロ、アレッサンドロ・ナニーニ、ルカ・バドエル、ファブリツィオ・バルバッツァ、アンドレア・モンテルミニ、ルイス-ペレス・サラ、ブルーノ・ジャコメリ、パトリック・タンベイらもサーキットを訪れた。そして4回目となるこのイベントには、15000人もの観客が詰めかけた。
ミナルディの創設者でもあるジャンカルロ・ミナルディは、次のように語った。
「ファンのみなさんに感謝申し上げたい。幻想的なマシンが存在する中を歩いているということを十分に承知し、スペースを尊重する、こんな礼儀正しい観客を見つけるのは、簡単ではないからだ」
「リカルド・パトレーゼがウイリアムズのマシンに乗っているのは素晴らしかった。彼は一番良い時にこのゲームに戻ってきたんだ」
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | Historic Minardi Day |
ドライバー | Alex Caffi , PierLuigi Martini , Riccardo Patrese |
チーム | ウイリアムズ |
執筆者 | Charles Bradley |