サインツJr.、トルコGP後方スタート確定もルクレールの速さ見て「ちょっとガッカリ……」
フェラーリのカルロス・サインツJr.はF1トルコGPでPU交換によるグリッド降格が決まっているが、チームメイトのシャルル・ルクレールのペースが良いことから「少し落ち込んだ」と認めた。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
フェラーリはF1第16戦トルコGPにおいて、カルロス・サインツJr.へ新型パワーユニットを投入することを決定。サインツJr.は上限基数を超えるPUの使用によりグリッド最後尾に降格するペナルティを受けることになったが、トルコGP初日でチームメイトが好調だったこともあり、がっかりしていることを認めた。
トルコGP初日、サインツJr.はグリッド降格が控えているため、レースペースに集中して作業を進めていた。しかしチームメイトのシャルル・ルクレールは、FP2でルイス・ハミルトン(メルセデス)から0.166秒差の2番手タイムを刻むなど、1発アタックの面でも期待が持てそうな結果を示した。
サインツJr.はグリッド降格はありつつも、トルコでのレースを楽しみにしていると事前に語っていた。しかしルクレールの好調を目の当たりにした後で、少しがっかりしたことを認めている。
「今日はシャルルが燃料が少ない状態でつけたポジションや、表彰台を争えるだろうということを目にした。でも僕は予選ではそうしたポジションにはいないし、決勝でも後方から大ジャンプして表彰台を争うことはまずないだろうと言う事実を思うと、少し後悔の気持ちがある」
「ちょっと残念だよ。今週末のペースを考えると、彼と一緒に上位を争えたかもしれないんだからね」
Carlos Sainz Jr., Ferrari at the press conference
Photo by: FIA Pool
なおサインツJr.は後方からのスタートでも、ポイントを獲得するために楽しんで行きたいとしつつも、当然「予選や決勝でトップ5に入る事のほうが、より好ましい」と付け加えた。
イスタンブール・パークの路面のグリップレベルが高いことから、フロントエンドのダウンフォースを増やすことができる点は、フェラーリにとってはアドバンテージとなっているのかもしれない。
ルクレールは今シーズン、モナコとアゼルバイジャンで2回ポールポジションを獲得している。そのどちらも、フリー走行から好調な走りを見せていた。
そのためトルコGPでも期待が高まるが、ルクレールは初日のパフォーマンスで調子に乗ってはいけないと戒め、トップチームにはさらに引き出しがあると感じていると語った。
「フィーリングは1日中良かった。でも調子に乗るべきじゃない。トップチームはまだ出せる力があると感じているんだ」
ルクレールはそう語る。
「でも燃料をたくさん入れた状態でもいい感じだった。だから今のところは全部ポジティブだね。ただ繰り返しになるけどまだ初日だ」
「だからここから調子に乗らず、できるだけハードに作業を続けて、明日の予選にパーフェクトなマシンを届けるために微調整をしていかないといけない」
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