来季F1で戦えなくても……ペレス「2022年F1復帰のオファーが既にある」
レーシングポイントのセルジオ・ペレスは、来年1年間休養を強いられることになったとしても、2022年にF1に復帰する選択肢を確保できていると主張する。
Sergio Perez, Racing Point, climbs into his cockpit
Glenn Dunbar / Motorsport Images
今季レーシングポイントのマシンを走らせ、乱戦となったトルコGPで2位、続くバーレーンGPでも2戦連続表彰台まであと一歩というところでマシントラブルによりレースを終えるなど、光る走りを見せているセルジオ・ペレス。しかし彼の来季のシートは、現時点では確保されていない。
来季からアストンマーチンへと名称を変えるレーシングポイントは、今季限りでフェラーリを離脱するセバスチャン・ベッテルを獲得。そのためペレスはチームの来季以降の構想から弾き出されてしまうこととなった。
レーシングポイント離脱が決まった後、ペレスは来季以降戦うF1のシートを探してきた。しかしウイリアムズ入りの可能性が無くなり、ハースやアルファロメオのシートも逃すことになった今、ペレスがF1に残る唯一の道は、レッドブルがアレクサンダー・アルボンとの契約を延長しないことを決めた際に、そのシートを手にするというものだ。ペレスも以前、レッドブル入りが叶わなかった場合には2021年を休養に充て、2022年にF1復帰することを目指すと語っている。
そのペレスはバーレーンGP決勝から一夜明けた月曜日に、メキシコのメディアを対象とした記者会見を開き、2022年シーズンのシートを確保するためのオファーがすでに舞い込んでいると語った。
「2022年にF1に戻る選択肢はすでにあるから、問題ないだろう」
ペレスはそう語った。
「でも僕がやりたいことは、100%確信を持って行なえることだ。そして現時点では、(2021年に)他のカテゴリーで戦うということは、僕の興味を引きつけていない」
「1年間、戦いから遠ざかるということになってしまう。でも、2022年からはレギュレーションが大きく変更されるということを考慮する必要がある。だから1年休養することについては、僕にとってはあまり影響するモノではないと思う。結局、それは僕が以前にも経験したことだ。F1に戻り、200周も走れば、本来のレベルに到達するだろう」
「これは、1年を休養に充て、翌年F1に戻った他のドライバーでも見られたことだ」
ペレスはこの記者会見で、ビッグチームのひとつでリザーブドライバーを務める可能性があることも明らかにした。しかしながらその役割で全戦に帯同することについては消極的であるようだ。
「リザーブドライバーになる可能性はある。それについては、話し合う必要があるんだ」
そうペレスは付け加えた。
「F1のビッグチームのひとつで、リザーブドライバーを務めることができるチャンスがある。でもリザーブドライバーとして、全戦に帯同することになるだろうとは思っていない。23戦ある。走るわけでもないのに、家、そして家族から離れることになるんだ」
「僕のキャリアの現時点では、それを受け入れるわけにはいかない。より少ないレースに帯同することができるかどうかは、まだ話し合っているところだ。僕のF1キャリアがどうなるのか、それがはっきりした時には明らかにするつもりだ」
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