ペレスはレッドブルF1の"暴れ牛"を飼い慣らせるか?「みんなが適応に苦しむ理由が分かった」

セルジオ・ペレスは、レッドブルのF1マシンがこれまでに乗ってきたものとは“全く違う”として、なぜ多くのドライバーが適応に苦しんできたのか理解できたと語った。

ペレスはレッドブルF1の"暴れ牛"を飼い慣らせるか?「みんなが適応に苦しむ理由が分かった」

 今季からレッドブルに加入したセルジオ・ペレスは、シルバーストンで2019年マシンの『RB15』をドライブすると、翌日には2021年のニューマシン『RB16B』のシェイクダウンを実施した。ペレスがレッドブルのF1マシンを走らせるのは、このシルバーストンでの走行が初めてであった。

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 ペレスは2013年にマクラーレンで1シーズン過ごした後、2014年にフォースインディア(後のレーシングポイント。現アストンマーチン)に加入。以来同チームに7年所属したため、トップチームでレースを戦うのは8年ぶりとなる。

 2020年シーズンはペレスにとって飛躍の年となった。サクヒールGPでF1初優勝を記録し、ドライバーズランキング4位となった走りが評価されたペレスは、アレクサンダー・アルボンの後釜としてレッドブルに1年契約で加入した。

 しかしながら、レッドブルのマシンはドライバーにとって扱いづらいマシンであると言われている。RB16は昨シーズン序盤、アルボンだけでなくマックス・フェルスタッペンをも苦しめた。

 シミュレータやシェイクダウンを通して、どのようにして新しいマシンに適応しているのかと尋ねられたペレスは、レッドブルのマシンにはこれまでドライブしてきたマシンとは明らかに異なる点があると指摘した。

「かなり違っている。既に違いを見つけることができているんだ」とペレスは語る。

「フロントエンドのグリップが強力だとか、そういったことはシミュレータや実際のマシンに乗ってすぐに感じられた」

 ここ数年レッドブルは、フェルスタッペンの相棒となるチームメイトを度々変更してきた。ペレスは過去4シーズンで4人目となる。2018年限りで離脱したダニエル・リカルドの後任にはピエール・ガスリーが抜擢されたが、マシンへの適応に苦しんだ結果、2019年シーズン途中でアルボンに交代。そのアルボンも、2020年シーズン限りでレギュラーシートを失う格好となった。

 ペレスはレッドブルのマシンを走らせはじめたばかりであるにも関わらず、なぜ前任のドライバーたちがマシンへの適応に苦しんだのか、その理由を既に理解できると認めた。

「なぜこのマシンは、全てのドライバーが適応できるようなマシンではないのか、僕はそれが分かると思っている」

「既に見つけ出している。タイムという点では、どこでコンマ1秒を稼ぐのか、どこをセットアップするのか、正確に知る必要があると思う」

「それにはそのマシンで経験を積んで、どうやって最大限の力を発揮させるか学ぶ必要があると思う。それは完全に理解してやっと掴めるものだ。あまり時間がかからなければいいと思っているけどね」

 ペレス曰く、RB16Bのシェイクダウンではプロモーション撮影用のデモタイヤでしか走行できなかったため確固たる結論こそ出せないものの、マシンにはポジティブな兆しがあると感じているようだ。

「フィルミングデーだったので、マシンを快適に走らせることだけを考えたよ」とペレス。

「既にポテンシャルは感じている。いくつかの違いも見つけることができた」

「テストタイヤを履いていたので、ここで結論を出したくはない。でもマシンには良いポテンシャルがあると思うよ」

 

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シリーズ F1
執筆者 Luke Smith