レッドブル在籍2年目に2勝を挙げたセルジオ・ペレス。新型コロナが阻んだチームへの溶け込み……しかし徐々に改善「年を経るにつれ準備が整っている」
レッドブルのセルジオ・ペレスは、2022年シーズンに「いくつかの悪いレース」を経験した後「本来の軌道に戻す」ことができ、シーズンを終えられたと信じている。
レッドブルのセルジオ・ペレスは、チーム加入2シーズン目となる2022年に2勝を上げ、ドライバーズランキング3位で終えた。そのペレスは、いくつかの悪いレースがあったことで、タイトル争いにおいてチームメイトのマックス・フェルスタッペンに挑むことは現実的ではなくなってしまったものの、シーズン中になんとか本来の軌道に戻すことができたと感じているという。
ペレスは今シーズン力強いスタートを切り、サウジアラビアGPでポールポジションを獲得し、モナコでも優勝。最初の7レースを終えた段階で、フェルスタッペンから15ポイント差につけていた。
しかしその後ペレスは『RB18』に慣れていないことを認めつつ、夏休みを前に失速。ただシーズン後半になると調子を取り戻し、シンガポールGPでシーズン2勝目を挙げると、日本GP、メキシコシティGP、アブダビGPで表彰台を獲得した。ただフェラーリのシャルル・ルクレールには3ポイント及ばず、ランキング3位となった。チャンピオンのフェルスタッペンには、149ポイントの大差をつけられた。
ペレスは先週金曜日に行なわれたFIAの記者会見でシーズンを振り返り、厳しい状況からどう立ち直ったかを振り返った。
「シーズン序盤は、信頼性の面では非常に難しいスタートだった」
ペレスが語る信頼性トラブルとは、レッドブルがシーズン序盤戦で、燃料ポンプの問題に苦しめられ、特に序盤3戦で2台合計3回のリタイアに追い込まれたことだ。ペレスは次のように続ける。
「しかしその後、僕らにはとても競争力があり、非常に一貫していたと思う。その後、マックスに対して少し遅れを取ることになったいくつかの悪いレースがあったけど、それでもいくつかの良いポイント、良い表彰台、そしていくつかの勝利を手にすることができた」
「最後の8レースくらいで、今シーズンを軌道に乗せることができたと思う。終盤はシャルル、そしてフェラーリとの激しい戦いだった」
ペレスがレッドブルに加入した2021年は、新型コロナウイルスの防疫体制が色濃く残り、人々が直接接触するのが難しい時期だった。そのためペレスはチーム加入1年目にかなり苦労したようだが、2年目となる今季は、「ずっと良くなった」と感じているという。
「新しいチームに加わるのは、いつでもかなり緊張するモノだ。特に新型コロナが流行している時に新しいチームに加わったことで、スタッフのことを理解するのが少し難しくなった」
そうペレスは説明した。
「難しかったけど、それは大きな違いだったと思う。状況が良くなっているのを感じることができた」
「今朝、僕は全てのエンジニアと一緒に、美味しい朝食を共に食べることができた。そして僕らは、共に働く年を経るごとに、多くの準備が整っていることを感じることができる」
「確かに色々な物事が、正しい方向に向かっている」
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