レッドブル好発進。トップタイムのペレス、ついにレッドブルのマシンを”理解”した?
F1第6戦アゼルバイジャンGPの初日を首位で終えたセルジオ・ペレスは、レッドブルのマシンをようやく理解できたと考えており、今季最高の金曜日を過ごしたと語った。
F1第6戦アゼルバイジャンGPの初日フリー走行をトップで終えたレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは、今季のマシン『RB16B』をようやく理解できたと語った。
レーシングポイントを離れ、2021年にレッドブルに加わったペレス。シーズン開幕前には、チームのマシンに慣れるまでに4~5レースかかると彼は予想していた。そして今季5戦目にあたるモナコGPでは、予選では苦戦したものの、決勝では見事なペースで挽回し4位でフィニッシュした。
アゼルバイジャンGPでは、FP2で1分42秒115をマークしたペレスはチームメイトのマックス・フェルスタッペンを抑えて首位。メルセデスが2台揃ってトップ10に入らなかったこともあって、レッドブルにとっては良い金曜日となった。
ペレスは、モナコGPの後に行なわれたブリーフィングでマシンについて理解を深めることができたと語り、その成果がアゼルバイジャンGPのフリー走行に表れたと話した。
「僕たちはモナコの後でとても深い分析を行なったことで、非常に良い進歩を遂げることが出来たと思う」
「今日は『ようやくこのクルマを少し理解できた』という感じだった」
「そういう意味では今季最高の金曜日だと思う。データ的にもクルマのフィーリング的にも、最も完璧な初日だったと思う」
「僕たちは間違いなく、レースを戦えると思う。だから明日(予選)はクリーンラップを走ることができるよう願っている。それがとても重要なんだ」
ペレスのチームメイトであるフェルスタッペンは、ペレスと0.101秒差の2番手となったが、FP2では無線で「マシンのバランスがFP1ほど良くない」と語るシーンがあった。
「FP1ではマシンのフィーリングがとても良くて、快適だった」とフェルスタッペンは振り返った。
「FP2では、もっと良くなるかと思っていくつかの変更を行なったが、少し後退してしまったようだ」
「もちろん、どのような方向に進むのかは一晩かけて検討する。それにしても、チームにとっては非常に良い一日だったと思う」
レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコは、チームの仕上がりに満足していると語った。
「我々は満足しているし、マシンはショートランでもロングランでも非常に競争力があるように見える」
「決勝までこのアドバンテージを維持できることを期待している。チェコ(ペレス)はここで最初の1周目から競争力を発揮していた。彼はストリートサーキットを好んでいるイメージがあるし、モンテカルロのレースでその速さを証明していた」
モナコGPでの好結果により、レッドブルはコンストラクターズランキングで首位に立ち、フェルスタッペンがドライバーズランキングをリードしている。
直接のライバルであるメルセデス勢は、アゼルバイジャンGPのFP2でトップ10に入っておらず、モナコGPと同様に苦戦する可能性がある。レッドブルのデータによると、メルセデス勢はコースの低速セクションで苦しんでいるのだとマルコは明かした。
「(ルイス)ハミルトンのロングランは速かったが、我々が見たところ彼らはタイトなコーナーでタイムを失っているようだ」
「彼らがそれを明日までに解決できないことを願っている。彼らはもはや、ストレートで1秒も速いエンジンを持っていないからね」
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