ペレス、PPも”運”無く表彰台逃す「優勝に向けてできる限りの事をしていたから、キツい」
レッドブルのセルジオ・ペレスは、セーフティーカーのタイミングが不利に働き、F1サウジアラビアGPで優勝を逃してしまった。”運”に恵まれずチャンスを逃したペレスも、厳しいと感じているようだ。
レッドブルのセルジオ・ペレスは、F1サウジアラビアGPを4位でフィニッシュ。ポールポジションから優勝を目指していたにも関わらずセーフティーカーが不利に働いたことは、キツイものだったと語った。
ペレスは予選でフェラーリのシャルル・ルクレールを下し、キャリア初のポールポジションを獲得。決勝でも首位をキープし、優勝のチャンスを手繰り寄せつつあった。
しかし14周を終えてピットストップを行なった直後、ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)がクラッシュ。これでセーフティーカー(SC)が出動し、ペレスには受難の展開となった。
SCの出動によって、ライバルたちはロスの少ない状態でピットストップを行ない、タイヤを交換。一連のピットが終わると、ペレスは3番手に後退した。しかもフェラーリのカルロス・サインツJr.がピットアウト時にセーフティーカーライン2を先に越えていたため、ペレスはリスタート後にポジションを譲り、4番手に下がらなければならなかった。
その後ペレスはサインツJr.との3番手争いを展開。しかしポジションを奪うことはできず、4位でのフィニッシュとなった。
「これがレースだ。特にああした状況になる可能性が分かっていたときだとね」
ペレスはSky SportsF1に、セーフティーが出動した際のことについてそう語った。
「僕らはアンダーカット阻止を狙っていた。でも残念なことに、ラティフィが悪いタイミングでウォールに突っ込んでしまった」
「でもこれもレースだ。そういう日もあるだろうけど、ポールポジションから優勝に向けてできる限りのことをしていたから、キツいよ」
なおペレスは、SC明けにサインツJr.へポジションを明け渡さなければならなかった件については、問題視していない。ただ終盤に発生したイエローフラッグによってアタックを断念しなくてはならなかったと、運の無さを嘆いている。
「ポジションを戻すように言われて、そのとおりにした。十分にフェアだったと思うよ」と、ペレスは言う。
「バーチャルセーフティーカーの後、少しスピードを上げて接近したと思う。でも終盤のイエローフラッグもあって、スローダウンしなくちゃならなかった。それ以上はできなかったんだ」
一方で争いを制して3位を獲得したサインツJr.は、ペレスが“運“で劣ったことに同意しつつ、自身のパフォーマンスについては満足している様子を見せた。
「チェコ(ペレスの愛称)とは接近していたけど、最終的に彼はSCで少し運が悪かったと思う。でもルールはルールだからね」
「僕の方が先にセーフティーカーラインを越えていたと思う。それからは3番手を確保することが全てだった」
「レッドブル勢はVSCでタイヤの冷えた後のラスト10周で、凄く速かった。彼らは飛ぶような走りでプレッシャーをかけてきたんだ」
「僕としては今回のレースでは、バーレーンから少し進歩することができた。このクルマで、少しリズムを引き出せたと思うんだ。まだコンマ何秒かあるけど、最後にはたどり着けると思う」
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