F1 オーストラリアGP

ペレス、最後尾から5位までリカバリー。問題のリスタートは「ほとんど何も見えなかった」と警鐘を鳴らす

レッドブルのセルジオ・ペレスは、F1オーストラリアGP終盤は太陽が低くなり、ドライバーの視界が悪化し危険だったと語った。

公開日時: 2023/04/03 7:22

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Sergio Perez, Red Bull Racing RB19

 F1オーストラリアGPを5位で終えたセルジオ・ペレス(レッドブル)は、レース終盤のリスタートは視界がかなり悪く、危険だったと語った。

 赤旗が3度出される波乱の展開となったオーストラリアGP。ペレスはピットレーンからレースをスタートし追い上げていたが、7番手を走行していた54周目にケビン・マグヌッセン(ハース)がクラッシュ。このレース2度目の赤旗が掲示された。

 57周目のリスタートでは波乱が起き、ペレスもターン1をオーバーシュートしたピエール・ガスリー(アルピーヌ)を避けるような形でランオフエリアに飛び出した。

 結局、レースはすぐに3度目の赤旗で再中断。リスタート前の順位に戻した上で、ファイナルラップをセーフティカー先導で消化しレースは終了となった。

 5番手だったガスリーがチームメイトのエステバン・オコンと接触しリタイアした上、4番手カルロス・サインツJr.(フェラーリ)がリスタート時の追突でペナルティを受けたため、ペレスの順位は5位まで繰り上がることになった。

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 リスタート時の状況について、ペレスは「ガスリーを避けなければならなかった」と話し、視界が非常に悪かったと振り返った。

 オーストラリアGPは、新型コロナの流行前は今よりも遅いスタート時間となっていたが、2022年にカレンダーに復帰してからは現地時間15時のスタートに戻っていた。

 しかし、今回問題となったリスタートが行なわれたのは、現地時間17時過ぎ。当日、メルボルンの日の入り時刻は18時14分ごろだったため、太陽はかなり沈んでいたと予想できる。

「ターン1への進入では本当に視界が悪かった。ウォームアップの時もそうだけど、何も見えないというのは本当に危険だ。こういうコンディションでレースをすることはできない。いつか大事故が起きるだろう」

「何も見えなかった。最後の30周、僕たちはただの乗客で、本当に視界が無いんだ」

 ペレスは予選Q1でコースオフを喫したこともあって、決勝をピットレーンからスタート。ハードタイヤで追い上げることを目指したが、レース序盤の赤旗でこの作戦は台無しになった。

 ペレスはリスクとリターンのバランスを考えながら、レースを進めたという。

「序盤のDRSトレインで大混乱だった。もっと前に行くには、もっとリスクを冒す必要があったのかもしれない。もう少し上位に行けたかもしれないけど、レースを終えることができなかったかもしれない」

「セーフティカー(とその後の赤旗)が入ったことで、みんながハードタイヤに履き替えたから、僕らにできる作戦があまりなくて、それでちょっとプランが狂ってしまったんだ」

 それでも、最後尾から5位でレースを終えたことについては、最大限のダメージ抑制につながったとペレスは話す。

「あれが今日の最大限の成果だったと思う。これ以上望むなら、もっとリスクを負う必要があっただろう」

「僕が今回最初にやったスタンディングスタートだったあのリスタートも、あのポジションでスタートするのは大変だった。みんな大きなリスクを背負っていたからね」

 レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、ペレスがFP3から予選で抱えていたマシントラブルについて、予選への影響を軽視しながらもチームが決勝に向けて問題を解決できたことを喜んだ。

「我々は、それ(トラブル)に寄与したと思われるクルマのいくつかのコンポーネントを変更した」

「今日はそれが再発しなかったようなので、それはいいニュースだった」

「彼にとっては、ベストな準備ができていたとはほど遠い、非常に難しいFP3だったと思う」

「明らかに、彼は(予選の)最初から激しくプッシュしていた。ターン3への進入でブレーキングを遅らせ、ハードブレーキングしていた。クルマが完璧な状態ではなかったが、そういう時もあるんだ」

 ブレーキバランスの問題について詳しく聞かれたホーナーは、「それはクルマの中でコントロールできることだ」と答えた。

「FP3では少し問題があったが、予選で見た限りでは異常はなかった」

 ペレスのチームメイトであるマックス・フェルスタッペンは、優勝+ファステストで26ポイントを獲得。ランキング2番手につけるペレスとのポイント差は15点となっている。

 

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