ペレス、スプリント予選への否定的な考えは変わらず「リスクを冒す価値がない」
レッドブルのセルジオ・ペレスは、今季最後のスプリント予選レースを終えたが、あまりアクションが見られないとして、フォーマットへの否定的な意見を変えていない。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは、F1第19戦サンパウロGPのスプリント予選レースを4番手で終えた。
3番手から24周のスプリント予選レースに臨んだペレスだったが、ソフトタイヤを履いたフェラーリのカルロス・サインツJr.にスタートで先行を許してしまった。終盤はそのサインツJr.に迫ったものの、前に出ることはできずにフィニッシュを迎えた。
今季、試験的に導入されたスプリント予選レースは、今回が3回目。これまでの結果を踏まえて、来季以降の導入に向けて分析・評価が行なわれることになっている。
今回のスプリント予選は、DRSの技術規定違反によりルイス・ハミルトン(メルセデス)が最後尾からスタートしたが、オーバーテイクを連発し5番手まで追い上げたことで注目を集めた。全3回のうち、今回のスプリント予選が最もアクションが多かったと言えるが、ハミルトンのスタート位置がパフォーマンスと比べて低すぎたことが、その大きな要因となっている。
ペレスは以前から、このフォーマットに懐疑的な見方をしてきたが、その考えは変わっていないようだ。
「あまり楽しいとは思わない」とペレスは語った。
「主にファンのために作られたものだと思うので、ファンが楽しんでくれればそれでいいと思っている。でも、僕は特に楽しくないんだ」
「アクションが少ないと感じるんだ。オーバーテイクが少ないというか、メインである決勝レースに向けて、あまり変化がないというかね」
「あまり大きなリスクを冒すことはできない。オーバーテイクをする上で大きな影響が出るんだ。実際のレースとは違うからね」
「得るものはほとんどないが、失うものは大きい」
ペレスは何度もサインツJr.の背後に迫ったが、もっとアグレッシブに攻めることは可能だったという。
「(決勝では)明らかに、僕はもう少しアグレッシブになれるし、もっとリスクを冒すことができる」
「カルロスをオーバーテイクして、トップグループについていくことができればいいと思っている」
スプリント予選では、ペレスから1.1秒遅れの5番手でレースを終えたハミルトンは、エンジン(ICE)交換でペナルティを受け、10番手からのスタートとなる。ペレスも、ハミルトンの速さには警戒感を持っているようだ。
「彼の進歩を見てかなり驚いた。彼はとてつもないペースを持っていた」と、ペレスはハミルトンについて語った。
「ルイスはものすごいストレートスピードを持っている。彼が見せたいくつかの技、例えば(ランド)ノリスを襲った技などを見たし、彼がどれだけ近い位置でレースを終えたかを見ると、本当に印象的だ」
「遅かれ早かれ、彼は抜けてくると思う。明日のレースで(上位陣に)混ざってくるはずだ」
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