ペレス、レッドブルからのプレッシャーは無し?「何が求められているかは分かっている」
レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは、好パフォーマンスを見せなくてはならないというプレッシャーは、チームからではなく自分自身から生まれていると語った。
2021年シーズンにレッドブル・ホンダに加入したセルジオ・ペレスは、開幕からの4戦で思うような結果を残せていない。第2戦エミリア・ロマーニャGPの予選でチームメイトのマックス・フェルスタッペンを上回ってみせたものの、決勝レースでは苦戦を強いられている。
第4戦スペインGP予選では、肩の不調もあって8番グリッドに沈んだペレスは、最終的に5位でフィニッシュ。しかし彼が先頭集団に近い位置にいなかったことで、ルイス・ハミルトンとメルセデスは柔軟に戦略を組み立てることができ、首位を走っていたフェルスタッペンを逆転して優勝を決めた。
そうした背景もあり、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表はペレスの活躍が必要不可欠だとコメントしている。
だがペレスはチームから特別な指示は受けておらず、自分に何が求められているか、正確に把握していると語った。
「全てのプレッシャーは、自分の中から生まれている」
「僕はクルマのポテンシャルを最大限に発揮したいと思っている。チームは僕に何のプレッシャーも与えていない。僕は自分がどんな仕事をしなければならないか知っている。だから彼らが、僕に何をすべきか支持する必要はないんだ」
ペレスは自分に不足しているのは、レッドブルのマシンに乗って走行する時間だと明言している。しかしシーズン中のテストは禁止されているため、それを補う機会はない。しかしながらペレスは、確かな進歩を感じているようだ。
「バルセロナを除けば、懸念する理由はないと思う」と、ペレスは話した。
「バルセロナでは土曜日の時点で、他の(ドライビング以外の)理由ですでに沈んでいた。でもあのレースを除けば、いくつかポジティブな要素があり、多くの進歩がある」
「最近は、トラックでの走行時間が非常に限られている。週末を始める時、フリー走行を走る時はそれ(マシンやコースへの適応)に本当に集中しなくてはいけなくて、セットアップの変更や妥協点を探る時間もあまりない。そして、日曜日のレースにかなり盲目状態で臨むことになってしまう」
「結局のところ、それは誰にとっても同じだけど、走行時間が限られているのはチームを変えたドライバーにとってはより困難になっているんだ」
ペレスは、スペインGPで苦しんだ肩の問題が、再び表面化することはないと100%確信しているという。予選日の自身のパフォーマンスについて、まだまだ改善の余地があると話した。
「そうだね、まだまだ改善の余地があると思う」
「毎週末、クルマについてより多くのことを学んでいる。土曜日にあんなことが起きるのは、間違いなくスペインの1度限りだと思う。最初の3レースは順調に進歩していて、それはスペインでもそうだった。あの土曜日のことは忘れて、前に進みたいと思っている」
モナコGPのFP1ではトップタイムを記録したペレス。FP2では8番手となったが、モナコGPは金曜日の走行がないため、データの分析に時間を割くことができる。これを有効活用し、これまでの4戦で学びを結果で示したいところだ。
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