ペレス、レッドブルRB20“最大の進歩”が復調のキッカケに? 舞台バクーは大得意も「マシンが僕に自信を持たせてくれた」
レッドブルのセルジオ・ペレスはF1アゼルバイジャンGP予選で4番手と復調の兆しを見せているが、これは得意のバクー市街地サーキットが舞台であることに加えて、今季マシンが“最大”の進歩を果たしたことが大きいと考えている。
Sergio Perez, Red Bull Racing RB20
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
F1アゼルバイジャンGPでレッドブルのセルジオ・ペレスは好調ぶりを見せ、予選では4番グリッドを獲得したが、これには今季マシンRB20がシーズン中で最大の進歩を果たしたことが関係しているという。
ペレスは今年も苦しいシーズンが続いていたが、中盤戦以降はチームメイトのマックス・フェルスタッペンも含めマシンのバランス問題に悩まされ、マクラーレンやメルセデス、フェラーリを相手にチームとしても劣勢の状態だった。
しかしアゼルバイジャンGPでレッドブル勢は、比較的好調な走りを見せている。特にペレスは予選で順調にQ3まで駒を進めて4番手タイムを記録。6番手フェルスタッペンを上回り、決勝レースを2列目から迎えることとなった。
ペレスは予選Q3の最終アタックでベストなラップをまとめあげることができなかったことを悔やみつつも、ポジティブな結果だと語った。
「セクター2でベストタイムを記録できなかったのは残念だ。一方で、ポジティブなこともある」とペレスは言う。
「僕らが抱えていた問題を解決するためのアップデートに関して、チームは素晴らしい仕事をしてくれたと思う。ただ、同じ方向性でもっと必要だ。チームは全力でプッシュしている」
「ここ数戦は非常に難しい時期が続いたけど、確実に前進していると思う。今年に入ってから、マシンの進歩でいえばおそらく最大のモノだと思う」
「これが明日のレースペースにも反映されることを願っている。この方向で進んでいくしかない」
ペレスはアゼルバイジャンGPの舞台であるバクー市街地サーキットで5回の表彰台を獲得。2021年と2023年には優勝と、他のどのドライバーよりも成功を収めている(2016年はヨーロッパGPとしての開催)。
今年もペレスは好調さを見せ、今季ここまで17戦を戦ってきて初めて予選成績でフェルスタッペンを破った。ペレスはバクーを“特別なサーキット”だと語る一方で、マシンの改善が自信をもたらすキッカケになったと説明した。
「マシンが自信を持たせてくれたんだと思う。もし今持っているマシンをシーズン通して使っていたら、(アゼルバイジャンGPと)同じような結果になっていただろうね」
「市街地戦ではより自信を持つことができた。それが助けになったよ」
またペレスは詳しく語らなかったものの、マシンのバランスが正しい方向に改善されていると説明。アゼルバイジャンGP以外でも「間違いなく」応用できるモノだと語った。
「ただバランスが改善されているんだと思う」とペレスは言う。
「間違いなく正しい方向に向かっている。もちろん、あまり詳しくは言えないけど、正しい方向に向かっているのは間違いない」
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