ペレス、レッドブルへのさらなる適応を目指す。前戦は予選Q2敗退も「リスクを覚悟した戦略は続ける」
セルジオ・ペレスは、バーレーンGPの予選Q2で敗退したにも関わらず、レッドブルはこれからもリスクを覚悟した予選戦略を立てていかなければならないと語った。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
レッドブルのセルジオ・ペレスは、今季のF1開幕戦バーレーンGPの予選でQ2敗退を喫したにも関わらず、チームとしてはこれからもリスクを冒した戦略で攻めていかなければならないと考えている。
近年レッドブルはメルセデスに対してレース戦略で優位に立とうと、決勝レースのスタートタイヤが決まる予選Q2でタイヤ選択を工夫することが多かった。
昨年シルバーストン・サーキットで開催されたF1 70周年記念GPでは、マックス・フェルスタッペンがメルセデス勢に比べて1段階硬いタイヤを使用。序盤から優位に立ち、シーズン初優勝を果たした。
今季の開幕戦バーレーンGPでは、プレシーズンテストからレッドブルが最速のマシンを持っているのではないかと見られていた。レッドブルとメルセデスは、デリケートなソフトタイヤで決勝をスタートするのを避けるため、予選Q2でミディアムタイヤを履いた。
フェルスタッペンとメルセデスのルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタス(およびアルファタウリのピエール・ガスリー)は、ミディアムタイヤでQ3進出を果たしたが、ペレスは11番手で通過出来なかった。
決勝レースでは、フェルスタッペンとハミルトンが激しいバトルを展開。ペースに優るフェルスタッペンがハミルトンを追い詰めたものの、戦略を駆使して前に出たハミルトンが優勝した。ペレスはフォーメーションラップで一時停止し、ピットレーンからのスタートになったものの、最終的に5位まで追い上げた。
予選でのそうした戦略は、ペレスにとって新しいチャレンジなのかと訊くと、ペレスは「いや、そうではない」と答え、何が問題だったのかを説明。序列が変わって優位に立ったのだとしても、レッドブルはそうした決断を続けるべきだという考えを示した。
「(予選Q2)1回目のアタックを終えた後に、戦略を変えることは可能だった。でもひとつのコーナーでミスをしただけで0.3秒を失っていたから、かなり自信があったんだ。ラップタイムを稼ぐことができると確信していたんだ」
「ブレーキにちょっとした問題があって、それが後になって分かったんだ。今は何が悪かったのか分かっている。あの問題がなければ、間違いなくQ2を通過できていたと思う。それは正しいことだったんだ」
「良いマシンがあるなら、最大限の結果を得るためには可能な限り最善の戦略を採る必要がある。そのために多少のリスクを冒すことになっても、それを受け入れなくてはいけない」
「ペースがあると思っていたことを考えると、それは間違いなく正しいことだった」
ペレスは今週末にイモラで開催されるエミリア・ロマーニャGPについて、「マシンへの適応という点でさらに一歩踏み出すことが目標だ」と語った。
「僕はまだマシンに適応しきれてはいない。イモラはバーレーンと比べて中高速のコーナーが多く、路面の状況も違う。だから適応できればいいけど」
「バーレーンと比べてとてもユニークなところだから、それが助けになるだろう」
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