ペレス、サンパウロGP直後の感情的な批判を後悔「フェルスタッペンとは以前のような関係に戻っている」
セルジオ・ペレスはF1サンパウロGPで物議を醸したフィニッシュ直後に発したコメントのいくつかを後悔しているという。
写真:: Red Bull Content Pool
レッドブルのセルジオ・ペレスは、前戦サンパウロGPでフィニッシュ直後の発言を後悔しているという。
サンパウロGPでは、チームメイトのマックス・フェルスタッペンがチームオーダーを無視し、ペレスにポジションを譲らなかった。これを受けてペレスは『アレが彼の本当の姿を示している』と無線で不満をぶちまけた。
レース後最初のインタビューでも同様の発言をしていたペレスだったが、レッドブルのホスピタリティに戻るように言われ、クリスチャン・ホーナー(チーム代表)やヘルムート・マルコ(モータースポーツ・アドバイザー)、フェルスタッペンとの話し合いが行なわれた。
その後、メディア対応に戻ったペレスは態度を一変させ、起きたことはチーム内部の問題だと主張していた。
アブダビで以前のコメントについて尋ねられたペレスは、言い過ぎだったと認めた。
「言うまでもなく、F1は感情的なスポーツだ」とペレスは言う。
「自分のことをライブタイムで話せるスポーツなんて、F1以外にはないだろう。だからたくさんの感情が湧いて、いろいろなことを言ってしまうんだ」
「レース後に言った多くのことを間違いなく後悔している。なぜなら、僕はマックスと以前のような関係に戻っているし、僕ら2人はチームにいて、みんなが前進するために動く準備ができているからね」
またフェルスタッペンは後に、レース最終ラップまでチームオーダーについての話し合いはなかったと明言しているが、ペレスも陣営内で明確になっていなかったことが問題をややこしくしていると同意している。
「つまり、マックスもチームも、そして僕自身も、みんながとても難しい状況に置かれていたんだ。もっとうまく対処できたと思う。もちろん、そこから学んで、今後は違うやり方でやっていくつもりだ」
「そしてそれがあるべき姿なんだ。パドックにいる全チームがそうやって学んでいる」
「ラップの最後の100メートルで、彼がポジションを返してくれないことがわかったんだ。もちろん、嫌な感じはした」
「でも、このことはすべて水に流すことができたと思う。そして、僕の優先順位は、良い環境で仕事をすること、チームメイトやチームを信頼できるようになること。それが僕のプライオリティなんだ」
ペレスは、アブダビGPでは万が一の際、フェルスタッペンの力を借りることができると確信しており、フェルスタッペンと同様にソーシャルメディア上で両者に向けられたヘイトコメントを非難した。
「多くのソーシャルメディアで大量のヘイトがあったことは承知している。最近のソーシャルメディアがそうなってしまったのは残念だけど、結局のところ、僕たちは人間なんだ。家族もいるしね」
「ネット上で罵詈雑言を浴びせるのは良くないし、僕は完全に反対だ。そう、人は自分の発言に本当に気をつけなければならないんだ」
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