セルジオ・ペレス、レッドブルとの契約を2年延長。2024年までチームの一員に

　レッドブルF1のセルジオ・ペレスが、チームとの契約を2年延長したことが明らかとなった。

　ペレスは2021年からアレクサンダー・アルボンの後任としてレッドブルに加入。チームメイトのマックス・フェルスタッペンと同等のパフォーマンス、とまではいかなかったものの、優勝1回、表彰台5回を記録しランキング4位。最終戦ではフェルスタッペンのドライバーズタイトル獲得に貢献する好アシストも見せた。

　そしてレッドブル2年目となった今季、ペレスはさらにパフォーマンスを向上させた。ここまで7戦を終えて、優勝1回、2位3回。開幕戦のリタイア以外は全戦4位以上という安定感で、ドライバーズランキングでも首位フェルスタッペンと15点差の3番手につけている。ペレスはまさにレッドブルが探し求めていた人材となり、チームからの信頼を勝ち得たのだ。

　ペレスは今回、複数年契約を締結。少なくとも2024年まではフェルスタッペンのパートナーとして戦うことになる。彼は次のように語った。

「僕にとって素晴らしい1週間になった。モナコで勝つことはどんなドライバーにとっても夢だし、それに続いて2024年までチームに残ることが発表されて本当に嬉しい」

「僕はこのチームのメンバーであることを誇りに思うし、チームに完全に溶け込めている。マックスとの関係性もコース内外で良く、それも僕たちを前進させてくれる」

「僕たちにはチームとしてかなりの勢いがあるし、今年もそれを見せられている。これからが楽しみだ」

　またレッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、ペレスの成長ぶりを称賛し、チームに残留するために必要な項目を全て満たしていると語った。

「彼は何度も、素晴らしいチームプレイヤーであることを証明してきた。それだけでなく、チームの中での居心地が良くなっていくにつれて、グリッドの最先端に位置するだけの力をつけてきた」

「今年はさらに一歩前進し、ワールドチャンピオンであるマックスとの差はかなり縮まっている。それはジェッダでのポールポジションや、モナコでの素晴らしい勝利が証明している」

「我々にとって、彼の速さやレースの巧さ、そして経験をチームの中にとどめておきたいというのは当然の結論であった」