レッドブル・ホンダのペレス、速さを活かせなかった予選を悔やむ「最低でもフロントロウには行けたはず……」
F1アゼルバイジャンGPで予選7番手に終わったセルジオ・ペレスは、フロントロウを獲得できなかったことに「非常にイライラする」と語った。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
F1アゼルバイジャンGPの予選で7番手に終わったセルジオ・ペレス。彼は週末を通して速さを見せていただけに、この結果に苛立っているようだ。
ペレスは金曜午後に行なわれたフリー走行2回目で1分42秒115を記録してトップに。これはフリー走行全体で見ても最速のタイムであり、レッドブル・ホンダによるフロントロウ独占も狙える状況で予選を迎えた。
しかし、Q3最初のアタックでペレスは、Q2で自身が記録したタイムよりもコンマ3秒遅れてしまい、トップのシャルル・ルクレール(フェラーリ)から0.699秒差の7番手にとどまった。そして各車がラストアタックを行なうタイミングで角田裕毅(アルファタウリ)がクラッシュしたため、予選はここで赤旗終了。ランド・ノリス(マクラーレン)のグリッド降格により6番グリッドに繰り上がったペレスだが、理想とは程遠いポジションから決勝を迎えることになった。
「本当にガッカリした1日だった」
そう語ったペレスは、Q3最初のアタックについて次のように説明した。
「ターン4までは素晴らしいラップだった。その時点でコンマ2秒ほど稼げていたけど(ターン4で)ロックアップしてしまった。ランドに近付きすぎて風の影響を受けた結果、ロックアップして台無しにしてしまった」
「良いラップタイムを出す自信はあった。ここまでの週末で調子が良かったからね。でも肝心のQ3は最悪だった」
ペレスは週末を通してポジティブな点を多く感じられたことから、フロントロウで決勝を迎えることができたはずだと考えている。
「今日の結果には本当にイライラする。僕たちは最低でもトップ2、フロントロウに入れるはずだったからだ」
「でもポジティブなことがたくさんあった。僕たちは力強いレースペースを発揮できるはずだと思っている」
長い直線区間を誇るバクーで行なわれた今回の予選では、先行するマシンのスリップストリームを使いながらアタックをするために、各車が団子状態でアウトラップを走り、実質的な最終コーナーであるターン16手前で適切な間隔を取りながらアタックに入っていくというシーンが見られた。ペレスはその際、アタックに向かおうとするドライバーを追い抜き、紳士協定を破った者がいたと語った。
「ここは広いサーキットだけど、みんなが近くで走りたいので、アウトラップでアタックに向かおうとする時は最悪な状態だ」
「トラックポジションという点では、Q3はこれまでの週末で最悪だった」
「みんなが同時に走りながら、ギャップを確保していったのに、何人かは紳士協定を尊重せずにオーバーテイクした。それが事態をさらにややこしくした」
「僕たちは大事な時にアタックをまとめられなかった。単純にそれだけだ」
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