ペトロナス&メルセデス、スポンサー契約解消の噂をキッパリ否定。今後も関係継続を強調
メルセデスF1とそのタイトルスポンサーであるペトロナスは、“契約が早期終了する”という噂に対してコメントを発表。長期的なコミットが継続されると表明した。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
F1に参戦するメルセデスは、2010年に復帰しして以来、マレーシアの国営石油企業であるペトロナスとテクニカルパートナー兼スポンサーとして関係を継続させてきた。しかし最近になり、その契約が終了されるのではないかと噂が浮上。ただ、チームとペトロナスはこれを否定している。
ペトロナスのロゴは、メルセデスのF1マシンにも大きく表示されており、彼らの燃料とオイルは、メルセデスの7連覇にも重要な役割を演じてきた。
両者の契約は何度か延長されており、2019年に締結された現行の契約は、2025年までの物だと理解されている。
にもかかわらず、最近になりペトロナスが2021年限りでF1から撤退し、メルセデスは新たなタイトルスポンサーとしてサウジアラビアのアラムコと契約するという、大胆な噂が浮上した。
この噂の背景には、アラムコがF1のグローバルパートナーとなったこと、そしてサウジアラビアが今年からF1を開催するということがあった。またペトロナスのモータースポーツに関する活動だが、彼らは2021年限りでMotoGPのセパン・レーシング・チームとのスポンサーシップを終了させるなどしている。
しかし、ペトロナスがメルセデスとのパートナーシップを終了することはなく、現在の契約は今後も継続されることが、声明によって明らかにされた。
18日にペトロナスから公開された声明には、次のように記されている。
「ペトロナスとメルセデスは2010年からパートナーとして、両者にとって利益のある長期的な協力関係を築いてきた」
「昨年、我々は複数年サイクルのパートナーシップを延長している。最先端のパフォーマンスを届けるために、共に協力し続けられることを嬉しく思う」
なおメルセデスの共同オーナーである化学企業のINEOSは、サウジアラビアのプロジェクトに協力しており、アラムコとの関係が近い。2019年にINEOSはフランスのTotalと共同で、サウジアラビアに20億ドル(約2300億円)の投資も行なっている。
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