プジョーWEC加入のマグヌッセン、ハースF1代役には「あまり興味ない」
プジョーと契約し、2022年からWEC(世界耐久選手権)を戦うことを決めたケビン・マグヌッセンは、ハースF1から代役のオファーが舞い込んだとしても、それを務めることについては「あまり関心がない」と語った。
2022年にWEC(FIA世界耐久選手権)に復帰するプジョーとドライバー契約を結んだケビン・マグヌッセンは、ハースF1から代役としてF1参戦する依頼があったとしても、それを受ける可能性は低いと語った。
2020年限りでハースF1のシートを失い、今季はアメリカのIMSAにチップ・ガナッシから参戦することになったマグヌッセン。彼は早くも2022年の戦場も決断した。WEC復帰を果たすプジョーの一員を務めることになったのだ。
ハースは今季、ミック・シューマッハーとニキータ・マゼピンというルーキーコンビでシーズンを戦うことを決めている。しかしチーム代表のギュンター・シュタイナーは、代役が必要となった場合には、昨年まで同チームのドライバーを務めていたマグヌッセンと、そのチームメイトだったロマン・グロージャンに声をかける可能性を示唆していた。
これについてマグヌッセンは「あまり興味がない」と語る。
「ハースF1チームの多くの人と同様、ギュンターは良い友人だ。でも、1回限りレースに参戦するというような話には、僕はあまり興味はない」
マグヌッセンはそう語った。
「僕は、自分がしていることに集中するのが好きなんだ。そして勝ちたいんだよ。F1ではもう7年も戦った。その上で1戦だけ改めて戦うということが、それほど興味を持てるとは思えない」
F1でのキャリアには終止符を打ったのか? そう尋ねられたマグヌッセンは、場合によると語った。
「メルセデスから話が舞い込み、ドライブしたいかどうか尋ねられたら、それは誰もが真剣に考えると思う。でも僕は、今はF1についてとても公平に見つめられると思う。僕は成功を目指して、最善を尽くしたと思うんだ」
「僕はそこでの仕事をやり終えて、次の何かを勝ち獲るための準備ができているように感じる。それが、僕が今いるところなんだ」
マグヌッセンは、今も成長し続けており、ハースと戦った4年間で、キャリアを次の段階に進める準備ができたとも語った。
「ハースとの結果は良くはなかったけど、僕はドライバーとして成長し続けた」
そうマグヌッセンは語った。
「僕は今、とても良いポジションにいるように感じる。経験したことで、次の一歩を踏み出す準備ができているように感じたんだ」
フォーミュラカーを降りてスポーツカーに乗り込み、そしてプジョーとWECのドライバーとして契約を交わすことは、「僕にとって完璧な一歩」だとマグヌッセンは付け加えた。
なおハースF1のシュタイナー代表は、代役として検討していることをマグヌッセンにもグロージャンにもまだ話していないとしている。そして、リザーブドライバーについても検討中であることを明かしている。
その最有力とされるのがピエトロ・フィッティパルディだ。フィッティパルディは昨年、バーレーンGPで大クラッシュし火傷を負ったグロージャンの代役を務めた。シュタイナー代表も、フィッティパルディとリザーブドライバー契約について交渉していることを認めている。
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