マクラーレン、万が一に備えて……アルピーヌ期待の若手ピアストリの”レンタル”が可能に
マクラーレンのレギュラードライバーに欠員が出た場合、アルピーヌのリザーブドライバーであるオスカー・ピアストリがマクラーレンのマシンに乗ることで両チームが合意した。
写真:: LAT Images
アルピーヌは、マクラーレンのレギュラードライバーに欠員が出た場合、アルピーヌF1のリザーブドライバーであるオスカー・ピアストリが、マクラーレンMCL36のステアリングを握ることに同意したと発表した。
マクラーレンは、ドライバーのダニエル・リカルドが体調不良によりバーレーンでのプレシーズンテストを欠席。後に新型コロナ陽性と判断されたことで、テストの翌週に開催される開幕戦バーレーンGPの出場も危ぶまれる事態となった。
マクラーレンはメルセデスと、リザーブドライバーを共有する契約を結んでおり、通常ならストフェル・バンドーンもしくはニック・デ・フリーズが代役を務めることになる。
また、元フォース・インディアのドライバーで『Sky』のF1解説者であるポール・ディ・レスタも、必要に応じてさらなるバックアップ役として待機している。
しかし、彼らが他のカテゴリーに出場する関係でF1に帯同できないケースも生じる。実際バーレーンGPの週末は、セブリングでIMSAとWECのレースが開催されるため、バンドーンとディ・レスタはリカルドの代役を務めることはできない。
デ・フリーズは来週末にバーレーン入りする予定だが、あくまで優先なのはメルセデスだ。そのため、マクラーレンは万が一に備えて他の手を打つことにしたようだ。
一方、アルピーヌは今回の合意に際して、若く才能のあるドライバーに最大限のレースの機会を提供するという精神で、ピアストリの”レンタル”に合意したと発表している。
ピアストリは2021年のFIA F2王者となったが、アルピーヌのシートに空きがなく、F1浪人をする形に。2022年はレースに出場する予定はなく、アルピーヌのテストプログラムに参加することになっていた。
ピンチヒッターとして新進気鋭のピアストリが実戦を経験できるなら、マクラーレンとアルピーヌ双方にとってメリットがあると言える。
リカルドは現在隔離中だが、体調は良くなっているという。マクラーレンのアンドレアス・ザイドル代表も、リカルドがバーレーンで復帰できると自信を持っていると語った。
「彼は来週末にまたフィットすると確信している」
「彼はすでに調子が良くなっている。でも知っての通り、完全に良い状態に戻るまで単純に数日かかるんだ。
「もちろん、リザーブドライバーに関しては、例年と同様だ。メルセデスとはリザーブドライバーを共有することで合意している。ポール・ディ・レスタも必要な場合に備えてスタンバイしている」
「しかし、やはりダニエルは来週に良い状態で戻ってくるはずだ」
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