マクラーレン同士討ちも、ノリスの誠実な謝罪でチームの信頼関係は無傷? ピアストリ「ランドは本当に良い人」
オスカー・ピアストリは、F1カナダGPで接触したチームメイトのランド・ノリスが謝罪したことを称賛。この一件がチームに影響を与えることはないだろうと考えている。
Lando Norris, McLaren, Oscar Piastri, McLaren
写真:: James Sutton / Motorsport Images via Getty Images
F1カナダGPの決勝レース終盤、マクラーレンの2台による同士討ちという衝撃的なシーンがあった。しかしながら接触の元凶となったランド・ノリスが全面的に謝罪したことで、ノリスとオスカー・ピアストリ、そしてチームとの調和が乱されることはなさそうだ。
67周目(レースは70周)の接触に至るまで、2台は4番手の座を激しく争っていた。ノリスはピアストリの背後に迫り、何度かオーバーテイクを試みた。特にピアストリはアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)の後ろに付いていたがDRS圏外に出てしまったため、ノリスはその隙を突こうとした。
そして66周目のターン10のヘアピンでノリスは一度前に出たものの、立ち上がりで不利な位置になり、バックストレートで2台はサイド・バイ・サイドの状態に。ピアストリが再び前に出てホームストレートを立ち上がったが、ノリスはまだ諦めていなかった。
ピアストリの背後にピタリとつき、進行方向左側にマシンを振ったノリスだったが、そこに十分なスペースはなく、ピアストリのマシンとピットウォールに挟まれるような格好でクラッシュ。レースを終えることになった。ノリスはこの接触について審議対象となっていたが、最終的に5秒のタイムペナルティが科された。
一方で目立ったダメージはなくそのまま4位でフィニッシュしたピアストリは、自分の後ろで何が起こったか正確には把握していなかったが、接触した感覚はあったとのこと。ノリスから謝罪を受けたことを明かし、チームメイトの実直な人間性について称賛した。
「正直、何が起きたかよく分かっていなかった。何か当たったのは感じたけど、あんな場所で接触するのは珍しいからね」とピアストリは言う。
「だから後で見返さないといけない。ランドが僕に謝りに来てくれたから、なんとなくのことは分かったけど、詳細はまだ分からない」
「ランドは本当に良い人で、自分の思っていることを率直に話せる人だ。たとえそれが自分に不利な内容であったり、彼自身の問題であったとしても関係ないんだ」
「そこがランドの素晴らしいところだと思う。こうやって正直な話し合いができて、思うようにいかない時でも乗り越えていけるということは、チーム全体にとっても良いことだ。それに尽きるよ」
マクラーレンが今後、タイトルを争う両ドライバーのバトルに制限をかけると思うかと尋ねられたピアストリは、そうなってほしくないと語り、今後も自由に戦っていきたいとの意向を示した。
「特に何も変わらないと思う」
「仮に明らかな接触があって、お互いが明らかに攻めすぎていたり間違ったことをしていたら話は別だけど、今回は事実上、ストレート上で起きた不運なインシデントだった。だから何かを変える必要はないと思うし、それがあるべき姿だ。僕たちはどちらも世界選手権を争っているわけだからね」
「(タイトル争いは)まだまだこれからだ。ポイント差は22点あるけど、ランドが3連勝して僕が3戦連続で2位かそれ以下ならすぐに追いつかれる。全然安心できる差ではないし、こういう形で差を広げたいとも思っていない」
また、マクラーレンがふたり揃って表彰台を逃したのは今季これが初めてだが、ピアストリは今週末の自分自身のパフォーマンスに満足できなかったとも述べた。
「正直、この週末は自分にとってあまり良くなかった。チーム全体にとっても難しい週末だったと感じている。もっと強くならなければいけない。改善点はたくさんあるし、4位で満足はできない」
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