肋骨骨折を明かしたピアストリ、原因はシートのフィッティング不足。怪我を抱えて3レース戦う
マクラーレンのオスカー・ピアストリは、F1が夏休みに入る前の少なくとも3レースで肋骨を骨折したまま戦った原因がシートのフィッティング不良にあったことを明かした。
Oscar Piastri, McLaren MCL30
写真:: Erik Junius
オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、F1ベルギーGPが終わりF1が夏休みに入った後、SNSで肋骨を骨折していたことを明かした。
約1ヵ月のサマーブレイクを終え、ピアストリはザントフールトで初めて、負傷の原因について語った。
彼はドライバーの身体にフィットするよう作られるシートのフィッティングが不足しており、身体を圧迫するようなポイントが生まれてしまったことが原因だと考えている。
「シートは当然、年の始めに作るものだが、時には少し間違ってしまうこともある」
そうピアストリは話した。
「コースによっては、それが露呈しないこともある。でもバルセロナ、オーストリア、シルバーストンと、かなりハードコアな3つのサーキットを走ったことで、判明したんだと思う」
「身体を圧迫するポイントがあって、最終的にギブアップしてしまったんだ。今はすっかり良くなっているし、シートを交換してすぐにそれは直った。すべて普通に戻ったよ」
ピアストリは、骨折を知ったのはイギリスGPの後だったが、負傷自体はその数レース前に起こっていたのではないかと考えている。
「スキャンしたのはシルバーストン(イギリスGP)の翌日だったが、シルバーストンの前に折れていたのは間違いない」
どのくらい怪我と戦っていたのかと聞かれ、ピアストリは「3レースかな」と答えた。
「でもオーストリアの辺りでは間違いなく折れていた。おそらくバルセロナで少し悪化して、その後のオーストリアではかなり傷んだ。だから数日間はかなりつらかった。でも、いくつか変更を加えたし、ドライビングでもすでに良くなっていた」
ピアストリは、この問題を止めるために物理的にできることは何もないとしながらも、すでにシートに施した修正によって状況は落ち着いていると語った。
「シートのどこを変えればいいかは特定できたと思うし、折れていたとはいえ、いくらか変えたら痛みはだいぶ和らいだ」
「ブダペストやスパを走っていても、悪化するどころか、むしろ良くなっていたんだ」
Additional reporting by Mark Mann-Bryans
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