クビアト、クラッシュの原因はホイールの過熱。ピレリ「タイヤのビードが焼けた」と説明
ピレリは、イギリスGPで大クラッシュに遭ったダニール・クビアトについて、ホイールリムの過熱によってタイヤにトラブルが起きたと明かした。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
F1第4戦イギリスGP決勝で、アルファタウリのダニール・クビアトが遭遇した大クラッシュについて、ピレリはホイールリムの過熱がタイヤ故障の原因だったと明かした。
クビアトは、12周目に高速コーナーのマゴッツでスピンしコースオフ。ベケッツ外側のバリアにクラッシュしてしまった。
クビアトは当時、タイヤの故障がクラッシュの引き金になったとは考えていなかったが、オンボード映像では彼のマシンがトラックを離れる前の段階で、すでに右リヤタイヤに異変が起きていることが確認された。
ピレリは調査の結果、ホイールリムが過熱したことで、タイヤをリムに固定するビードにトラブルが起きたと結論づけた。
「機械的な問題によりホイールリムの内側が過熱し、タイヤのビードが焼けてしまった」
ピレリはソーシャルメディアでそう発表した。
「そのため、ビードはタイヤをリムに固定することができなくなった。これにより空気が抜け、タイヤが機能を果たせなくなった」
クビアトは、トラブルが起きた瞬間ステアリングホイールの表示を見ていたため、自分のミスだと感じていたという。
「振り返ってみると、(クラッシュを回避するために)やれることは本当になかったけど、ギヤボックスに問題があって、その時は多くのスイッチ変えていたんだ」
「タイヤがギブアップしてしまった時、僕はステアリングのスクリーンを見ていた。何が起きたのか全く分からなかったんだ」
「それはとても奇妙で、混乱してしまう出来事だった。僕のキャリアの中で、あれほどの高速コーナーでタイヤがギブアップしたことはなかった」
「最初に僕が思ったのは、縁石や芝生を踏んでしまったかもしれないということだったけど、当然僕にできることは全くなかったんだ」
クビアトのマシンが衝突したバリアには、衝撃を吸収するタイヤバリアがなかったため、FIAは再び同様のクラッシュが発生した場合に備え、タイヤバリアを追加で設置している。
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