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“バトルができる”タイヤに。ピレリ、2021年に向けての開発方針を語る

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“バトルができる”タイヤに。ピレリ、2021年に向けての開発方針を語る
執筆:
2019/11/27 23:05

ピレリが2021年にレースをするのにより良いタイヤを供給することを目指して、F1はターゲットレターの新たなアプローチを検討している。

 2011年からF1にタイヤをワンメイク供給しているピレリはこれまで、F1とFIAが提示するタイヤ性能に関する目標に同意してきた。これらの目標にはラップタイムやピットストップ回数なども含まれている。

 ただF1の上層部は、現在のF1レースの面白さを損なっているのは、マシンが互いに接近して走る際のタイヤの作動方法に問題があるからだと認識している。よって、その問題に対してどのようにアプローチするのかを再考していた。

 2021年にはレースをより良くする要素を優先するため、タイヤ特性の部分にも焦点が置かれるだろう。

 ピレリのF1における責任者を務めるマリオ・イゾラは、最終的な合意には至っていないものの、新たなアプローチが検討されていると語った。

「これまでとの最大の違いは、作動温度領域の改善、オーバーヒートの軽減などが優先事項であるということだ」

「(FIAが各チームに送付した)ターゲットレターでは、全ての目標が同じレベルに設定されているが、我々はより重要だと感じているものに焦点を当てたい」

「我々が取り組まなければいけないことが明確になった。それを確実に達成する必要があるので、簡単なことではないが、その目標に同意し、共有する」

 イゾラの言う重要な分野のひとつとして挙げられるのが、マシン同士が接近した際に発生するオーバーヒートの抑制だ。先行車を追いかける際に乱流を受けてダウンフォースを失うと、タイヤが滑りやすくなるために表面が擦れ、オーバーヒートしてパフォーマンスが低下してしまうのだ。

 イゾラはこれが解決可能な領域であると信じている。さらに、2021年のF1マシンが先行車に接近してもダウンフォースがあまり低下しないマシンとなれば、その手助けになるだろうと考えている。

「オーバーヒートの軽減は主な目標のひとつだ」とイゾラは語った。

「(2021年からの)新しい空力パッケージによって(接近時の)ダウンフォースの低下が今よりも小さくなる場合、タイヤにとって助けになる。マシンのスライド量が減ることで、タイヤの表面がオーバーヒートしなくなるので、良い方向性だ」

 GPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)で理事を務めるロマン・グロージャン(ハース)は、上記の分野を改善することが重要であるとしながらも、2021年は他にも改善を検討すべき点があると考えている。

「僕たちはメキシコでそれを見た。前のマシンに近付くとすぐにタイヤがダメになったんだ」とグロージャンは語った。

「僕たちGPDAは長いレポートを作成し、全てのフィードバックとインプットを提供した。僕たちはピレリがMotoGPのようなスタイルを取り入れることを期待している。MotoGPではレースごとに新しいタイヤが持ち込まれ、それが良ければ使う、良くなければ使わないというスタイルだ」

「F1ではレギュレーションが複雑になってきているけど、タイヤは依然として大きな課題のひとつだ」

「僕たちはやるべきことはやった。あとはフィードバックを提供して、変更の必要性を訴えるんだ」

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シリーズ F1
執筆者 Jonathan Noble