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ピレリ、F1予選スプリントレース実施時のタイヤ運用ルールを説明。通常レースとはタイヤ配分も変更

F1にタイヤを供給しているピレリは、予選スプリントレースの試験導入が決まったことを受けて、スプリントレースが実施される週末のタイヤ配分、運用ルールを発表した

Max Verstappen, Red Bull Racing RB16B, Charles Leclerc, Ferrari SF21, Lando Norris, McLaren MCL35M, Pierre Gasly, AlphaTauri AT02, and Carlos Sainz Jr., Ferrari SF21

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 4月26日に行なわれたF1委員会で、予選スプリントレースの試験的な実施が全会一致で決まった。F1は今季、3つのグランプリで予選スプリントレースを実施し、このフォーマットがF1に適しているかどうかを確認することになる。

 スプリントレースが実施されるグランプリは、通常のグランプリとは大きくフォーマットが異なる。フリー走行が2回に減り、代わりに100kmのレースが土曜日に行なわれるのだ。金曜日には、従来の予選と同じ形式でタイムアタックが行なわれ、スプリントレースのグリッドが決定される。

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 これに合わせ、タイヤの運用ルールも通常のグランプリと異なるモノとなるようだ。F1にタイヤを供給しているピレリは、F1とFIAの発表を受けて、スプリントレースが行なわれるグランプリにおけるタイヤ配分と運用ルールについて詳細を明らかにした。

 まず、スプリントレースが開催されるグランプリではドライバーひとりあたりにつき、スリックタイヤが12セット供給される。通常のグランプリと比べると、1セット少なくなっている。

 その内訳はソフトタイヤ6セット、ミディアムタイヤ4セット、ハードタイヤ2セットだ。これも通常のグランプリとは内訳が異なっており、ソフトタイヤが2セット少なくなった代わりにミディアムタイヤが1セット多くなっている。

 雨用のタイヤは通常のレースと共通で、インターミディエイトタイヤが4セット、フルウエットタイヤが3セット供給される。ただ、フリー走行または予選がウエットコンディションとなった場合、インターミディエイトタイヤを追加で1セット使用することが可能になる。

 また、スプリントレースがウエットコンディションで行なわれた場合、さらにインターミディエイトタイヤが1セット供給されるようだ。

 金曜日に60分間行なわれるフリー走行1回目は、各ドライバーが2セットのタイヤ(コンパウンドは問わず)を使用。セッション終了時に1セットのタイヤをピレリに返却する。

 その後に行なわれる予選では、ソフトタイヤのみ使用可能。最大5セットのタイヤを使うことができるが、そのうちの1セットは従来と同じく、Q3専用タイヤとなっている。Q2でベストタイムを記録したタイヤで決勝レースをスタートする義務はなく、決勝レースのスタートタイヤは自由に選択できるようだ。

 土曜日に行なわれる60分のフリー走行2回目は、割り当てられた範囲内で自由にタイヤを使用することができる。

 スプリントレースでは、各ドライバーのタイヤ選択に制限はない。決勝レースのようにピットインし、タイヤを交換する義務もない。そしてレース後、最も多く周回したタイヤをピレリに返却することになる。ウエットコンディションだった場合は、ウエットタイヤもしくはインターミディエイトタイヤを返却し、新しいインターミディエイトタイヤと交換する形になる。

 決勝レースは、前述したようにスタートタイヤを自由に選択できる。ただ1回はピットインし、最低でも2種類のコンパウンドのタイヤを使用する義務があるというルールは変わらない。

 ソフトタイヤの供給数が少なくなっていることから、予選やスプリントレースでどうタイヤを使うか、決勝レースを見据えて戦略を練る必要があるだろう。スプリントレースではあえてタイヤを温存し、決勝レースでそのアドバンテージを得るという可能性もあるはずだ。

 スプリントレースでどんなドラマが生まれ、どんな問題点が浮かんでくるのか。F1がより良くなるために必要なモノなのか……第10戦イギリスGP(7月18日決勝)で初めて実行に移されるまで、それは誰にも分からないだろう。

 
 

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