来季用の新C6タイヤ、1周保たずにオーバーヒート……ピレリ「どのレースで使うか、分析と検討が必要」
F1にタイヤを供給するピレリは、アブダビでテストした来季仕様タイヤの評価について、新しいC6タイヤをどのように使用するか確信が持てていないようだ。
Pato O'Ward, McLaren MCL38
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
F1にタイヤを供給しているピレリは、火曜日にアブダビで行なわれたテストに来季用に開発されているタイヤを持ち込んだ。このうちC6タイヤは、”1周の一部”でしか使えなかったという。
このC6タイヤは、特定のストリートサーキット向けに開発された最も柔らかいコンパウンドであり、当初はモナコGPやカナダGP、シンガポールGP、ラスベガスGPでの投入が検討されていた。
しかしテストで各チームがこのタイヤを試したところ、ファストラップで1周を終える前にすでにタイヤがオーバーヒートしていたことが判明。どのようにこのタイヤを使用するのかは不透明なままだ。
ピレリのF1責任者であるマリオ・イゾラは、アブダビのコースレイアウトと気温が適切な計測を行なうには完璧ではなかったことを認め、来年どこで使用できるかを決定する前にさらなる分析が必要だと述べた。
「サーキットの最初の部分ではうまく機能しているように感じたが、第3セクターではかなりトラクションが要求されるような感じだった。デグラデーションが1周目から高かったんだ」
「データからこの兆候が確認された場合、どのレースでC6を選択するかを検討しなければならない」
「当初はモナコ、モントリオール、シンガポール、ラスベガスを考えていたが、データを見て、今年のC5タイヤのパフォーマンスを見て、2025年の計画について決めることになるだろう」
C6タイヤのデグラデーションは予想以上だったかと尋ねられ、イゾラは次のように答えた。
「C6は2、3回しかテストされていないので、本当に理解するのは難しい」
「だからアブダビは、それがどの程度ソフトなのかを理解するために重要だった。ラップの一部では良かったが、アブダビはC6タイヤを選ぶほどの場所ではないだろう」
このテストでは、C6コンパウンド以外にも2025年用のタイヤがテストされたが、その結果には勇気づけられているという。
イゾラは、新タイヤの目標であった「完全性の向上」、「オーバーヒートの低減」、「グレイニングの最小化」、「コンパウンド間のギャップの均一化」は、テストの初期段階での分析で達成されたようだと語った。
「彼らはより高い温度で走行していたが、オーバーヒートが同程度だったのはいいニュースだ。同程度のコンディションであれば、おそらくもっとオーバーヒートは少ないだろう」
「摩耗は少なくなっている。それは我々が改善したかったもうひとつの要素だ。今年はグレイニング(ささくれ摩耗)が見られたからだ。我々はグレイニングを減らしたかった」
「我々は5種類のコンパウンドをすべてテストしたが、コンパウンド間のデルタは改善されているようだ。C2はC3に近くなり、コンパウンド間の差は0.5秒以上ある」
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