F1ポルトガルGP復活か? アルガルヴェ・サーキットが代替開催に向け真剣交渉中

ポルトガルのポルティマオにあるアルガルヴェ・サーキットは、中止となった今季のF1のフライアウェイ戦に代わってレースを開催することについて、F1と熱心な交渉を行なっていることを明らかにした。

F1ポルトガルGP復活か? アルガルヴェ・サーキットが代替開催に向け真剣交渉中

 2020年シーズンのF1では、新型コロナウイルス流行の影響で大幅なカレンダー再編を余儀なくされている。開幕が7月にずれ込んだだけでなく、ヨーロッパ以外で行なわれるいわゆる“フライアウェイ戦”に関しては、各国の渡航制限や物流上の問題により開催を断念するケースが多くなっている。先日もアゼルバイジャン、シンガポールそして日本の3レースの中止が発表されたが、今後さらなる中止発表が行なわれる可能性がある。

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 現在はヨーロッパを舞台とする序盤8レースのカレンダーが発表されているが、上記の理由でフライアウェイ戦を十分な数開催できないことから、ヨーロッパでのレースを新たに追加することが検討されている。そこにはドイツのホッケンハイムリンクやイタリアのイモラ・サーキット、ポルトガルのアルガルヴェ・サーキット(ポルティマオ・サーキットとも)など、当初のカレンダーには名前のなかったサーキットも候補に挙がっている。

 ポルトガルのポルティマオにあるアルガルヴェ・サーキットは、以前からF1開催を検討していた。サーキットの広報担当者はmotorsport.comに対し、現在協議中であることを認めた上で、F1チームも同地での開催に意欲的であると主張した。

「我々はFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)と連絡と取り合い、熱心な交渉を行なっている。ロス・ブラウン(F1マネージングディレクター)が言ったように、可能性は十分にある」

「今のところは何も決まっていないが、チームもポルトガルがカレンダーに追加されることに対して意欲的であるとのことだ。我々はF1を開催するためにできる事は全てやっている」

「気候やロケーション、トラック、(関係者が)安全な距離をとれるような大規模な施設、ホテルなど、誰もが望むようなものを我々は持ち合わせている」

「いかなる決定も7月に行なわれることになるだろう」

 ヨーロッパで追加のレースを実施することについて、ブラウンは先日次のように述べていた。

「より完全なシーズンとするための格好のサーキットがヨーロッパにいくつかある」

「ただ議論は進行中であるため、詳細を明かすつもりはない」

 先日発表された2020年のF1改訂版カレンダーでは、9月6日のモンツァ戦までが明らかとなっている。それ以降のカレンダーについては調整中であるが、モンツァの翌週の9月13日にはイタリアのイモラかムジェロでレースをすることが検討されている。

 そしてそこから1週間の空き週を挟んだ後、9月27日と10月4日にアルガルヴェ・サーキットで連戦を行なう可能性がある。仮にそうなった場合、1戦目は“ポルトガルGP”、2戦目は“アルガルヴェGP”という名称となることが有力だ。

 ただ改定前のカレンダーでは、9月27日にロシアGPがスケジュールされているため、ロシアGPが予定通り開催されるとなると、状況は変わってくるかもしれない。ただ、レッドブルリンクやシルバーストンと同様にダブルヘッダーでの開催が可能なアルガルヴェは有力な代替候補と言える。

 F1ポルトガルGPが最後に行なわれたのは1996年であり、開催地はエストリルだった。アルガルヴェ・サーキットは2008年に完成した比較的新しいサーキットであり、その年の暮れにF1のグループテストが実施されている。メルセデスのルイス・ハミルトンは、アルガルヴェでF1をドライブしたただひとりの現役ドライバーということになる。

 他にアルガルヴェ・サーキットでレースをした経験のある現役F1ドライバーは、セルジオ・ペレス(GP2)、ダニエル・リカルド(フォーミュラ・ルノー3.5/イギリスF3)、バルテリ・ボッタス(イギリスF3)、そして2015年のユーロF3に参戦したアレクサンダー・アルボン、シャルル・ルクレール、アントニオ・ジョビナッツィ、ジョージ・ラッセル、ランス・ストロールとなっており、ハミルトンも含めると9名がアルガルヴェ・サーキットでの走行経験がある。

 

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