






ハースのロマン・グロージャンは、大雨のコンディションで予選を開始すべきではなかったと失望感を露わにした。
Q1に出走したグロージャンは、3番手タイムを計測した直後に、メインストレートで挙動を乱してコース外にはみ出してしまった。
彼のマシンは二度アクアプレーニングに乗ったようにも見え、その後左側のガードレールにぶつかり、その反動で今度は右側のガードレールへもぶつかった。
「冷静でいようとしている。後悔していると言うつもりもない。でも予選を開始するべきではなかった」とグロージャンはNBCに語った。
「アウトラップへ向かう時から、危険すぎると何度も訴えていた。こういう状況で予選を始めてしまったことにがっかりしている。何ができるの?」
「もし後ろに誰かがいたら、後ろに下がることはできない。それに前で何が起きているのかもわからないんだ。僕たちは(予選開始を)待つべきだった」
今年のタイヤはアクアプレーニングに対してよりひどくなっているのかと尋ねると、グロージャンはこう答えた。
「最初のラップでは大丈夫だと思っていた。でも2周目のアタックラップに向けては雨が強くなっていった」
「このタイヤでは何度もアクアプレーニングを経験するだろうというのはわかっていた。トラックの大半、特に舗装が新しくなったストレートでは排水されていなかった。本当に危険だった」
「FIAは安全性をもたらそうとして、ダブルイエローフラッグが掲示されたら大幅にスローダウンさせたり、ハロを導入したりしている……。でもこういう状況で予選を始めるべきではなかった。少なくとも、アウトラップの後は走れるとは思えなかった。もっと違った決断をするべきだったと思う」
またSky Sports F1にクラッシュの衝撃を聞かれると、「衝撃は強くなかった。幸運だったと思う。バリアにぶつかって、そのままコースへ出てしまったけど、大丈夫だったしラッキーだった」とグロージャンは答えた。
「でもストレート上でスピンしてしまうというのは、F1で見るべきものではなかった。僕たちは絶対にコースへ出るべきではなかった。それだけは確かなことだ」
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | イタリアGP |
ロケーション | アウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァ |
ドライバー | ロマン グロージャン |
チーム | ハースF1チーム |
執筆者 | Charles Bradley |