天気が良いね……またも沈んだハミルトンから滲む諦め。メディアの質問にはたった”4単語”で返答
フェラーリのルイス・ハミルトンは、F1カタールGPのスプリント予選で18番手。またしても落胆の結果となった。
写真:: Dom Gibbons / LAT Images via Getty Images
F1カタールGPのスプリント予選を18番手で終え、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)はフラストレーションを隠そうとしなかった。
雨のラスベガスGP予選では最下位に沈んだハミルトンだが、カタールではさらにどん底に突き落とされた。スプリント予選18番手。下には、今季のコンストラクターズランキング最下位に沈んでいるアルピーヌの2台しかいない状態だ。
チームメイトのシャルル・ルクレールが何とかSQ3に進出し9番グリッドを手にした一方、ハミルトンはSQ1突破もならず。ルサイル・インターナショナル・サーキットの高速コーナーを駆け抜けるフェラーリのマシンと同じく、まったくエネルギーがない様子のまま、彼は報道陣に向き合った。
フェラーリ移籍1年目のシーズンは、ハミルトンにとって果てしない砂漠の旅と化した。ハミルトンには諦めのような雰囲気も漂っており、マイクの前での光景は象徴的なモノだった。
彼の返答は最小限。実際、彼が発した返答の中で最も長いモノでも4語に過ぎなかった。
ドライビングの難しさについて尋ねられ、「いつもと同じだ」と彼は答えた。
またハイダウンフォース仕様のウイングが役立ったか尋ねられ、「いいや、明らかにそうじゃない」と話した。
続けて、土曜日に向けて何か前向きなことはあるかとの問いにハミルトンは、まるで時計の針が進むのをただ待っているかのように「天気は問題ないよ」と口にした。
インタビュアーは聞き間違えたのかと思い、驚いて聞き返した。だがハミルトンは動じることなく、「天気は良いよ」と繰り返した。
7度のF1王者であり、意気揚々と念願だったフェラーリ移籍を果たしたハミルトン。しかし苦戦が続き、今や彼の単調な言葉は雄弁に、彼の諦めを物語っている。彼は批判もせず、誰かを非難することもせず、議論もしない。ただ、スイッチを切ってしまったかのようだ。
公平を期すなら、そもそもフェラーリはカタールGPで戦闘力不足だった。フリー走行からすでにその兆候が見られた。もしスプリントレース後にマシンのセットアップ変更が可能になった後、奇跡的なアジャストができなければ、土曜日の予選も同じような物語の繰り返しになってしまう恐れがある。
すでにハミルトンは、最終戦アブダビGPに目を向けている。彼は早く今年を締めくくり、新たなページをめくって新しいレギュレーション、新しいパワーユニットが待ち受ける2026年シーズンに、今年得られなかったものが手に入れられると信じたいのだ。
彼が目指すべき姿は、彼のF1キャリアで最も精彩を欠いた今シーズンのハミルトンではないからだ。そしてまさに良い天気のカタールで、彼はこれまで以上にそれを明確に示したのかもしれない。
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