ペレスはスペインGPに出られるはず……レーシングポイント”99%”確信
レーシングポイントは、次戦スペインGPでセルジオ・ペレスが復帰することを99%確信しているという。しかし万が一の場合に備え、ニコ・ヒュルケンベルグを待機させている。
Sergio Perez, Racing Point
Glenn Dunbar / Motorsport Images
レーシングポイントのセルジオ・ペレスは、F1イギリスGP直前に行なわれた検査で、新型コロナウイルスに感染していることが確認された。そのためイギリスGPを欠場。同じシルバーストン・サーキットで行なわれたF1 70周年記念GPでの復帰を目指していたが、検査の結果再び陽性と判定されたことで、改めて欠場することを余儀なくされた。その結果両方のレースで、ニコ・ヒュルケンベルグが代役を務めた。
レーシングポイントは、ペレスが次の新型コロナウイルス検査で陰性となることを期待している。そうなれば、カタルニア・サーキットで開催されるスペインGPに出走できるはずだ。
「彼の体内のウイルス量は、テストごとに減少しているようだ」
レーシングポイントのチーム代表であるオットマー・サフナウアーはそう語った。
「彼は土曜日に再び検査を受けた。来週はじめに結果が出れば、彼は陰性の範囲になるはずだ」
「バルセロナに着く頃には、彼はマシンに戻れるようになっていると思う。しかし、それは将来を推測しているだけだ。もしそうならなくても、私を非難しないで欲しい。未来を完璧に予測することなどできないからね」
「しかし、彼の身体のウイルスの減少量を見れば、その減少率が直線的ならば、バルセロナに行くまでに大丈夫になるはずだ」
もしペレスが陰性と判定されなければ、スペインでもヒュルケンベルグが代役を務めることになるとサフナウアー代表は語った。
「ペレスがマシンに乗れなかったら、代役はニコだろう」
「ニコがシルバーストンでの2戦でマシンに乗るだろうということは、私は99%確信していた。そして今は、チェコ(ペレス)がスペインでマシンに乗ることを99%確信している」
代役を務めたヒュルケンベルグは、満足な準備ができなかったにもかかわらず、F1 70周年記念GPの予選では3番手となり、レースを7位で終えた。その活躍は大いに称賛された。
そのヒュルケンベルグは、スペインGPをどうするのか、レーシングポイントからの指示を待っていると語ったが、決定はギリギリになるだろうと覚悟しているという。
「僕はまだ、完全な形を知らない」
ヒュルケンベルグはそうレース後に語った。
「数日経てば、もっと詳細が分かると思う。そして週末が近づくにつれて、より明確になっていくはずだ」
「彼がレースに出られない場合に備えて、僕はスペインに行くと思う。彼の代役を務めるためにそこにいるだろう。決定は木曜日の遅い時間になるはずだ」
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