レーシングポイントに新たな力。マイケル・ジョーダンら支えた敏腕ビジネスマンが加入
来季からアストンマーチンに名称が変更されるレーシングポイントF1に、かつてマイケル・ジョーダンやインテル・ミラノのコマーシャル/マーケティング部門を支えた辣腕ビジネスマンが加入したことが発表された。
写真:: Racing Point
レーシングポイントは、バスケットボール界のスーパースターであるマイケル・ジョーダンのマーケティングチーフの役割を担い、その後サッカーチームであるインテル・ミランのCEOを務めた経験を持つ、ジェファーソン・スラックを、新しい商業面のマネージングディレクターに任命した。
レーシングポイントは、来季からチーム名称がアストンマーチンになるのに先立ち、ビッグネームを次々に獲得している。先日はF1チャンピオン経験者であるセバスチャン・ベッテルを獲得。そしてそこに今回、スラックが加わることになった。
スラックはプロスポーツのマーケティングで30年以上の経験があり、1990年代にはマイケル・ジョーダンのマーケティング活動の責任者を務めていた。彼はその後活躍の場をサッカー界に移し、イタリアの有名チームであるインテル・ミランのCEOを4年間務め、スポーツのマネジメント・エージェントであるワッサーマンやIMGでも上級職を務めた。またMotoGPの商業権所有者であるドルナ・スポーツの商業アドバイザーを務めた経験もある。
スラックは即座にレーシングポイントに加入し、商業部門の責任者としての活動を加速させていくことになる。そしてレーシングポイントのマネジメントチームを強化し、チーム代表兼CEOであるオットマー・サフナウアー直属ということになる。
「我々は今シーズン、コース上で躍進を遂げた。そして、アストンマーチンF1チームとして、次の段階を迎える……我々には、F1の最前線にある、象徴的な新たなスポーツの財産を作り出す、ユニークなチャンスがあるのだ」
レーシングポイントのオーナーであるローレンス・ストロールはそう語った。
「この先に広がる世界規模の商業面およびマーケティングの可能性を現実のモノとするため、ジェファーソン・スラックを迎え入れることを嬉しく思っている」
そのスラックは、レーシングポイントについて「F1だけでなく、スポーツ業界全体で最もエキサイティングな商機のひとつである」と語った。
「我々はアストンマーチンF1チームとして、象徴的で新たなスポーツブランドを構築しようとしている。その過程で、他のブランドやパートナーのために、独自の世界的なマーケティング・プラットフォームを作り上げることができると確信している」
「ローレンスやオットマーと協力し、世界規模のコマーシャルおよびマーケティングチームを作り上げることを楽しみにしている」
今季のレーシングポイントは、高いパフォーマンスを持つマシンも伴い、1度の表彰台獲得を含など好成績を続け、9レースを終えた段階でコンストラクターズランキング4番手につけている。そして来季からは、自動車会社アストンマーチンの名を纏い、アストンマーチンF1チームとして発進する予定だ。
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