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ポイントを失いたくない……レーシングポイント、状況次第ではチームオーダー発動も?

レーシングポイントは、F1ハンガリーGPの決勝レースでセルジオ・ペレスとランス・ストロールにチームオーダーを指示する可能性を否定しなかった。

Lance Stroll, Racing Point RP20

写真:: Steven Tee / Motorsport Images

 F1第3戦ハンガリーGPの予選で、レーシングポイントはランス・ストロールが3番グリッド、セルジオ・ペレスが4番グリッドを確保。彼らにとって、今季初の表彰台を獲得する絶好のチャンスとなっている。

 レーシングポイントのチーム代表であるオットマー・サフナウアーは予選を終えて、コンストラクターズ選手権の順位を上げる貴重なチャンスを無駄にするのはあまりにも愚かだとして、決勝でチームメイト同士のトラブルは許さないと明言した。

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 これまでにもチームメイト同士の接触を経験しているサフナウアーだが、まずはペレスとストロールとの間で、スタートについて話し合わないといけないと語った。

「我々は1周目にこれまでと同じようなことが起こらないよう、気を付けないといけない」

「彼らはお互いにスペースをあける必要がある。1周目はもちろんのこと、2周目も重要だ。我々は彼らがそれらの周で近付き過ぎないように気を付ける必要がある」

「だから我々は明日(決勝日)彼らと話し合って、チームが第一であること、これまでのようなやり方に回帰してはいけないことを確認する」

 仮にふたりがスタートをクリーンに決め、後続に対して一定の差をつけたとしても、信頼性に何らかの懸念が発生した場合や、チームメイトバトルがあまりに激しくなってきた場合には、チームが大事をとってバトルをやめさせる可能性もある。

 こういったシナリオでチームオーダーを指示する可能性はあるかと尋ねられたサフナウアーは、次のように語った。

「まさにそういったことを明日話し合って、レースの展開を見ていくことになるだろう。これがチームスポーツであること、我々は出来る限り多くのポイントを欲していることを忘れてはならない」

「ロングランのペースは我々の予測が正しければ良いはずなので、スタートがうまくいけば、あなたが言うような状況になるかもしれない」

「とはいえ、周りのチームとの戦いになっていくと思っている。フェラーリはここではうまくいっているし、グリッドでも我々のすぐ後ろにいる。スタートがどうなるか分からないから、レースが始まってみてのお楽しみだ」

 一方のストロールは、決勝でチームオーダーが必要ない状況となり、自分とペレスがお互いにバトルをすることを望んでいる。彼は次のように語った。

「誰しもサーキットでレースをする権利を持っている。ハードなレースができればいいと思っている。彼は表彰台を目指して戦うだろうし、僕だって表彰台を目指して戦うよ」

「僕はここ2、3年表彰台に乗っていないから、良いスタートを決めて良いレースがしたいね」

 

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