ペレスはベッテルとの交渉の進捗を知っていたはず……レーシングポイントの主張
レーシングポイントのチーム代表であるオットマー・サフナウアーによれば、2021年の契約についてセバスチャン・ベッテルと交渉していたことを、セルジオ・ペレスは知っていたはずだという。

9月9日(水)、セルジオ・ペレスは今シーズン限りでレーシングポイントを離れることを発表した。そしてその翌日、ペレスの後任として現フェラーリのセバスチャン・ベッテルが、2021年からチームに加入することがアナウンスされた。同チームはこの2021年から、名称をアストンマーチンに変更することになっている。
しかしペレスは、チームとの契約が今季限りになることについて、「僕には誰も、何も言わなかった」と主張。レーシングポイント/アストンマーチンとの将来は安泰だと考えていたと語る。
ペレス曰く、彼は水曜日にチームオーナーであるローレンス・ストロールからの電話を受け、チームが契約のオプション事項を行使し、今シーズン限りで契約を延長しないことを通達されたという。
レーシングポイントのチーム代表であるオットマー・サフナウアーは、ベッテルとの交渉についての最新情報は、常にペレスのマネージャーに伝えられていたと主張。最終的な決定が下される2日前にも、ベッテルとの交渉の進捗情報が伝えられていたという。
「彼には情報が与えられており、(ベッテルとの件は)知っていたはずだ」
サフナウアー代表はそうスカイスポーツF1に語った。
「我々は彼のマネージャーであるジュリアン(ジャコビ)に、進捗状況をずっと伝え続けていた」
「それは簡単な決定ではなかった。彼は我々にとって、非常に良い仕事をしてくれた。それは彼の功績だ」
「そして彼は、常に何が起きているのかを認識していた。決断が下されていなかったため、彼が知らなかったことは、決定的な動きはどんなモノになるのかということだった。それが、水曜日に彼が知ったことだ」
サフナウアー代表曰く、レーシングポイントとしては、かなり以前からベッテルと交渉してきたという。しかしながら最終決定は今週……サフナウアー代表曰く、ペレスのこれまでの貢献を考えれば、今回の決断はかなり難しいモノだったという。
「この決定は2日前に行なわれた」
そうサフナウアー代表は語る。
「最終決定を下すのは簡単ではなかった。セルジオは我々非に常によく貢献してくれた。彼は素晴らしいレーサーだし、速いドライバーだ。彼は決勝レースで優れた仕事を行ない、多くのミスを犯さず、貴重なポイントを手にしてくれるんだ」
「決断はそれほど簡単じゃなかった。そのことは、セルジオへの賛辞にもなると思う。世界チャンピオンを4度獲得したセバスチャンと契約するのか、またはセルジオとの契約を続けるのか……それは我々が長いこと熟考したことだ」
「来季からはアストンマーティンが入ってくる。その中でセバスチャンがもたらす経験、トップチームでの経験……アストンマーティンが目指すモノを手に入れるためには、正しい決断だったと思う」
「我々は正しいことをしたと思っている」
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