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無線規制はメルセデスをも苦しめた? トラブルを心配するハミルトンに助言できず

メルセデスはF1ハンガリーGPで、スタート前の無線規制の影響によって、ルイス・ハミルトンのエンジンストールに対する不安を鎮めることができなかったと説明した。

Lewis Hamilton, Mercedes F1 W11

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 F1第3戦ハンガリーGPのスタート直前、ルイス・ハミルトン(メルセデス)は無線でエンジンストールの懸念について訴えていたが、チームはそれに返答しなかった。彼らはフォーメーションラップにおける一連の無線規制によって、そうせざるを得なかったと説明した。

 フォーメーションラップを終えてポールポジションに着いたハミルトンは、チームに無線で「エンジンストールしそうな音がしている」と訴えた。ピットウォールにいる人間は何ら問題がないことを知っていたが、彼にそれを伝えることができなかった。これは、フォーメーションラップ中のいわゆる“コーチング”が禁止されていることが関係している。

 現在のF1競技規則では、「ドライバーは単独で、誰の助けも借りずにマシンを運転しなければならない」と定められており、2017年に出された技術指令ではそれに関連して、フォーメーションラップ中の無線交信が制限されたのだ。ハンガリーGPではこのルールにハースが抵触し、フォーメーションラップ中にふたりのドライバーにピットインを指示してウエットタイヤからドライタイヤへと交換したため、後にそれぞれ10秒のタイム加算ペナルティが科された。

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 また、アルファタウリのダニール・クビアトも、フォーメーションラップ中にドライタイヤへ交換することをチームに提案していたが、チームは前述のルールを遵守したため、それについて話し合うことができなかった。

「ルイスはフォーメーションラップでエンジンがストールしそうだと思っていて、それを報告してきた」

 メルセデスのトラックサイドエンジニアリングディレクターであるアンドリュー・ショブリンはそう語った。

「実際にはセンサーの問題で、彼がフォーメーションラップでスタートを待っている時、つまりアイドル状態のエンジンにだけ影響を与えていた」

「ストールすることはないし、いずれにせよ完全にエンジンが止まらないよう保護されているので問題なかったが、あの状況で我々は彼に大丈夫だと伝えることができなかった」

「それはフォーメーションラップの間はドライバーに話しかけることができないというルールがあるからだ。我々は大丈夫だと分かっていたが、彼は発進するまで少し心配していたようだ」

 またショブリンは、スタートで失速して順位を落としてバルテリ・ボッタスについても言及した。ボッタスはステアリングのダッシュボードのライトが消えたことに反応し、実際のスタートライトが消える直前に一瞬動いてしまった。FIAの検知システムではフライングと判定されずに事なきを得たが、スタートの蹴り出しは悪くなってしまった。

「彼の問題は、ダッシュボードにあるライトが消えたのに反応してしまったということだ」とショブリンは言う。

「彼は週末を通して、ステアリングを使ってスタート練習をしていたんだ」

「スターティンググリッドにあるライトが消えるのをシミュレートするように、ステアリングのダッシュボードにあるライトも消灯する。だからそれに彼は気を取られてしまって、反応してしまったんだ」

「幸運なことに、彼はクラッチを引いてジャンプスタートを避けることができた。今は自動システムでマシンがグリッドから離れたことを検知するようになっているが、ある程度の動きの範囲でグリッドに留まれば、検知されないことになっている」

「バルテリはそれほど大きく動いていなかったので、その許容範囲の中にあった。システム上ではライトが消えるまでグリッドの中で留まっていたと判定されたので、ジャンプスタートにならなかったのだ」

「ただ、彼はそれによって多くのポジションを失う結果となった。彼が発進する頃には、周りのドライバーは皆グリッドから離れていたんだ」

 

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