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アルファロメオ、2021年ドライバーを発表。来季もライコネン&ジョビナッツィ継続

アルファロメオF1チームは、2021年のドライバーラインアップを発表。来季もキミ・ライコネンとアントニオ・ジョビナッツィのコンビでシーズンを戦うことになった。

Kimi Raikkonen, Alfa Romeo and Antonio Giovinazzi, Alfa Romeo

写真:: Steven Tee / Motorsport Images

 アルファロメオF1は、来季もキミ・ライコネンとアントニオ・ジョビナッツィのコンビでシーズンを戦うことを発表した。これで、このラインアップでの3年目を迎えることになった。

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 アルファロメオのドライバー候補としては、様々な名前が挙がった。しかし結局、ラインアップ継続が決まった。

 チーム加入最有力とも目されたのは、レーシングポイント(来季からアストンマーチン)のシートを失うことになったセルジオ・ペレスだった。ペレスはメキシコの大手スポンサーがついているため、その実力も相まってかなり魅力的な候補と言えた。しかし今では、ウイリアムズもしくはレッドブル入りを目指していると見られる。

 また、ニュルブルクリンクで行なわれたアイフェルGPで、アルファロメオのマシンでフリー走行1回目に出走する予定だったミック・シューマッハーも、ドライバー候補のひとりだと見られていた。しかし結局は、アルファロメオ同様フェラーリとの関係が深いハース入りする可能性が高まっているものとみられる。

 今月41歳になったライコネンは、F1デビュー20周年。途中WRCに転向していた年もあるため、来季は19シーズン目ということになる。先日行なわれたポルトガルGPの決勝レース序盤を見ても、まだまだその腕は衰えていない。しかもアルファロメオのベースはザウバー。ライコネンがF1デビューを果たした時のチームそのものだ。

「アルファロメオ・レーシングは、僕にとってはチーム以上のモノ……第二の家族のようなモノだ」

 そうライコネンはコメントを寄せた。

「2001年にF1デビューを果たした時、周りにいた人の多くが、まだここにいるんだ。このチーム独特の雰囲気は、19年目となるシーズンを続けたいという、さらなるモチベーションを与えてくれる」

「チームのプロジェクト、そして一緒に達成できると感じているモノを信じることができなければ、僕はここにいなかっただろう。しかも言葉よりも、懸命に働くことを重視しているチームであり、それは僕のスタイルにぴったりだ。来年を楽しみにしており、チームと共に中団グループの中で一歩前進できることを願っている」

 ジョビナッツィは、今季限りでチームを離れるという噂もあったが、オーストリアGPとアイフェルGPで入賞するなど、シートを確保するのに十分な成績を挙げてきた。

「アルファロメオ・レーシングは、これまでの2シーズン、F1における僕の家のようなモノだった」

 そうジョビナッツィは語った。

「そして、この関係をもう1年続けることができて、嬉しい」

「チームをすごく信頼しているし、それに努力と献身で応えるために、最善を尽くしてきた」

「僕らはいくつかの素晴らしい結果を達成し、チームを前進させるために自分の役割を果たしたと感じている。今後もまだ道のりは長く、一緒に達成したいこともまだまだたくさんある」

「今シーズンと来シーズンの間には、関連性が多くある。これから年末にかけて取り組んでいるものは、来シーズンに活きてくるはずだし、それに向けて全てを懸ける準備ができている」

 チーム代表のフレデリック・バスールは、ライコネンとジョビナッツィの関係は素晴らしいモノだと語った。

「キミとアントニオと、来シーズンも仕事を続けることができ、とても嬉しく思っている」

「キミはもはや、紹介する必要のないドライバーだ。彼の才能は、2001年以来誰もが知っている。彼の仕事を見れば、その情熱とモチベーションを今でも目にすることができる」

「彼はマシンが生み出すものを100%引き出すことができるし、周りで働く人々の真のリーダーだと言えよう」

「アントニオは昨シーズンを力強い形で終え、2020年を通じても改善を続けてきた」

「コース上でも、そしてエンジニアリングに関する話し合いでも、アントニオは我々のチームで重要な役割を果たしている。彼は2021年の契約を結ぶのに、完全に値する働きを見せた」

「彼の働き方、チームへの献身、そして伝わってくる熱意は、アルファロメオ・レーシングにとっての大きな資産だ」

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