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9番手フィニッシュのライコネン、ペナルティで入賞逃す。リスタート時にスピン、その後の手順が違反に

アルファロメオのキミ・ライコネンは、F1エミリア・ロマーニャGPのレース後に30秒のタイムペナルティを受けたため、ポイントを失った。

Kimi Raikkonen, Alfa Romeo Racing C41, in the gravel

Kimi Raikkonen, Alfa Romeo Racing C41, in the gravel

Charles Coates / Motorsport Images

 F1第2戦エミリア・ロマーニャGPを9番手でフィニッシュしたキミ・ライコネン(アルファロメオ)。しかし彼はレース後にペナルティを受けてしまい、ポイントを失うこととなった。

 問題となったのは、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)とバルテリ・ボッタス(メルセデス)の事故により赤旗が掲示された後、再スタートに向けてセーフティカー先導の下で周回している時だった。8番手のライコネンはターン3(タンブレロ)でコントロールを乱しスピン。ルイス・ハミルトン(メルセデス)と角田裕毅(アルファタウリ)に先行され、10番手に落ちた。

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 こういったケースでは、当該ドライバーは第1セーフティカーラインの手前であれば、スピンなどによって失ったポジションを取り返すことができるとスポーティングレギュレーションで明記されている。一方でそれができなかった場合、当該ドライバーはピットレーンに入らねばならず、他のマシンがリスタートを切った後に合流しなければいけないこととなっている。

 しかしライコネンは本来のポジションに戻らなかった上、ピットレーンにも入らずにリスタートを切ってしまった。これがレギュレーション違反とみなされ、ライコネンには30秒のタイムペナルティが科されてしまった。これにより9番手フィニッシュのライコネンは13位に降着。エステバン・オコンとフェルナンド・アロンソのアルピーヌ勢がそれぞれ9位、10位に繰り上がった。アロンソにとってはF1復帰後初入賞だ。

 この件について、スチュワードの報告書には次のように記されている。

「レース中断を経てのリスタートの1周前、ライコネンはターン3でスピンした。(スポーティングレギュレーションの)第42条『レースの再開』の第6項では『セーフティカー後方での周回中に遅れてしまったドライバーは、セーフティカーがピットに戻る周回において第1セーフティカーラインに到達する前であることを条件に、当初のスタート順を取り戻すために追い越しすることができる』とされており、当初チームは彼にそうするよう指示した。しかし、彼らはその後そのままのポジションでいるよう指示した」

「また42.6条では『そのようにできなかったドライバーはピットレーンに再び入らなければならず、レース再開後に全隊列がピットレーン終点を通過し終えた後でのみ、レースに合流することができる』と規定されている」

「そして42.12条によると、ローリングスタートの際にセーフティカーのライトが消灯した後は『いかなるドライバーも、最初にラインを通過するまで他の車両を走路上で追い越してはならない』となっている。今回のケースでは、当該ドライバーはターン13と14の間で前を行くマシンに追い付いたが、ターン10の時点でセーフティカーのライトが消灯していた」

「これは矛盾した指示と思われたため、チームはウエットコンディションでの安全性を考慮した上で、当該ドライバーにポジションを取り戻さないように指示した。チームはレースディレクターに無線で問い合わせたが、リスタートまでの間に返答する時間はなかった」

「スチュワードは、セーフティカー出動時にセーフティカーの後ろにつけているマシンは追い越しが禁止されているのに、リスタート時にセーフティカーの後ろにつけているマシンの追い越しが許可されていることは、さらなる矛盾を引き起こしていると認識している。にも関わらず今回ローリングスタートが採用されたのは、スタンディングスタートが許されるようなトラックコンディションではなかったからだ」

「ただ、ポジションを取り戻せなかった場合にピットレーンに入ることを求める規則は様々な選手権で一貫して取り入れられており、数年前からFIA F1スポーティングレギュレーションにも明記されている」

 また、今回のレースで入賞圏内でフィニッシュしながらポジションを落としたのはライコネンだけではない。ランス・ストロール(アストンマーチン)も、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)をコース外で追い抜いて継続的なアドバンテージを得たとして5秒のタイムペナルティが科せられ、7位から8位に降格した。

 

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