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ジョビナッツィと接触したライコネン、自らのミスだと認める「ステアリングを見ていて……」

キミ・ライコネンは、F1ポルトガルGPでチームメイトのアントニオ・ジョビナッツィと接触した責任が自分にあると認め、ステアリングホイールのスイッチ変更に気を取られていたと語った。

Kimi Raikkonen, Alfa Romeo Racing C41 with a damaged front wing

Kimi Raikkonen, Alfa Romeo Racing C41 with a damaged front wing

Mark Sutton / Motorsport Images

 F1ポルトガルGPの決勝レースでアルファロメオのキミ・ライコネンは、オープニングラップを終えた直後、ホームストレート上で前を走るチームメイトのアントニオ・ジョビナッツィのリヤに接触してしまった。ジョビナッツィはそのまま走行を続けたものの、ライコネンは壊れたフロントウイングがマシンの下に潜り込んだことで走行不能となり、そのままリタイアとなった。

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 このアクシデントについてライコネンは、自らのミスであることを認め、ステアリングホイールのスイッチを変更することに気を取られていたため、ジョビナッツィへの接近速度を見誤ったと説明した。

「基本的には僕のミスだ」

 ライコネンはスカイスポーツF1に対してそう語った。

「最終コーナーの立ち上がりでステアリングホイールのスイッチ操作を間違ってしまって、また変更する必要があったのでチェックしていた。そしたら彼に突っ込んでしまった。だから僕のミスだ」

Kimi Raikkonen, Alfa Romeo Racing retiring from the race

Kimi Raikkonen, Alfa Romeo Racing retiring from the race

Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images

 一方12位でフィニッシュしたジョビナッツィは、ライコネンに追突されたことでマシンのパフォーマンスに影響が出たのかどうかは分からないとしつつ、パンクなど深刻なトラブルを回避できたことは幸いだったと語った。

「キミとはまだ話をしていないけど、チームからは彼がステアリングホイールの何かを変えようとしていたことは聞いている。でも問題ないよ」とジョビナッツィはmotorsport.comに語った。

「幸いなことに僕たちはパンクもしなかったし、あの後はクリアなレースをすることができた」

「序盤にはフェルナンド(アロンソ/アルピーヌ)と、終盤にはセバスチャン(ベッテル/アストンマーチン)とバトルを楽しむことができたよ」

「僕たちは12番手からスタートして、アストンマーチンよりは速かったけどアルピーヌよりは遅かったので、トップ10に入るには十分な速さじゃなかっただろうね」

 そう語るように、ジョビナッツィはたとえライコネンとの接触がなくとも、前を走るライバルたちがリタイアしない限りは入賞するのが厳しいと感じていたようだ。結果的にこのレースは、ライコネン以外の19台全てが完走した。

「僕たちは昨年よりは良いところにいると思うけど、それでも本当の意味でのトップ10には入っていない。今回のように僕の前が誰もストップしない状況では、ポイントを獲るのは難しいね」

 

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