テスト2日目はライコネン首位! ホンダ勢は4、5番手。メルセデスに電気系トラブル
F1プレシーズンテストの走行2日目、アルファロメオのキミ・ライコネンがトップタイムをマークした。
Kimi Raikkonen, Alfa Romeo Racing C39
Mark Sutton / Motorsport Images
スペインのカタルニア・サーキットで開催されているF1プレシーズンテスト。2日目は、アルファロメオのキミ・ライコネンがトップタイムをマークした。
午後のセッションに入っても、午前に1分17秒347をマークしたセルジオ・ペレス(レーシングポイント)を上回るチームはなかなか現れなかった。しかし、セッションが残り40分ほどとなったタイミングで、ライコネンは最も柔らかいC5タイヤでアタック。1分17秒091を記録しトップとなった。
しかし、ライコネンはセッション残り17分、ターン9付近でマシンストップ。これにより2日間の走行で最初の赤旗が掲示され、約10分ほど走行が中断された。
ライコネンのタイムを上回るドライバーは現れずセッション終了。2番手はペレス、3番手はダニエル・リカルド(ルノー)で、共に午前のセッションで記録したタイムでの順位となった。
レッドブルのアレクサンダー・アルボンが4番手、アルファタウリのピエール・ガスリーが5番手と、ホンダ勢が並んだ。この2台のタイムは、トップ3よりも硬いC2タイヤで記録したものだった。
体調不良によりテスト初日の走行を回避したセバスチャン・ベッテルは、この日の午後からテストに参加。73周を走り6番手となった。午前の走行を担当したシャルル・ルクレールは8番手だった。ウイリアムズのジョージ・ラッセルが、ベッテルと0.112秒差の7番手に入り、フェラーリふたりの間に割って入った。
メルセデスは午前のセッションだけで106周を走ったルイス・ハミルトンが9番手。彼はメルセデスの斬新なステアリングシステム”DAS”を最初に使ったドライバーとなった。
ハミルトンからマシンを引き継ぎ、午後のセッションを担当したチームメイトのバルテリ・ボッタスも、同じくDASを使用するシーンが見られた。ボッタスはレースシミュレーションを中心に走行を重ねたが、セッション残り1時間ほどのタイミングで電気系トラブルを抱えガレージへ。そのまま一足早く走行を切り上げることになってしまった。
それでも、メルセデスはハミルトンとボッタス合わせてこの日全チーム最多の183周を走っている。
10番手以下はランド・ノリス(マクラーレン)、ロマン・グロージャン(ハース)、エステバン・オコン(ルノー)、ボッタスというオーダーだった。
Pos | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
---|---|---|---|---|---|
1 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | 1m17.091s | 134 | |
2 | セルジオ・ペレス | レーシングポイント | 1m17.347s | +0.256s | 145 |
3 | ダニエル・リカルド | ルノー | 1m17.749s | +0.658s | 41 |
4 | アレクサンダー・アルボン | レッドブル | 1m17.912s | +0.821s | 134 |
5 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ | 1m18.121s | +1.030s | 147 |
6 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1m18.154s | +1.063s | 73 |
7 | ジョージ・ラッセル | ウイリアムズ | 1m18.266s | +1.175s | 116 |
8 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1m18.335s | +1.244s | 49 |
9 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1m18.387s | +1.296s | 106 |
10 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1m18.474s | +1.383s | 137 |
11 | ロマン・グロージャン | ハース | 1m18.496s | +1.405s | 158 |
12 | エステバン・オコン | ルノー | 1m18.557s | +1.466s | 52 |
13 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1m19.307s | +2.216s | 77 |
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