ホンダF1、参戦終了発表後最初の一戦。田辺TD「参戦終了は本当に残念。1戦1戦全力で戦う」
ホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターが、F1アイフェルGPを前にコメントを発表。F1活動終了までの1戦1戦を全力で戦うと改めて誓った。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
ホンダは、10月2日に2021年限りでF1参戦を終了すると発表した。今週末にニュルブルクリンクで開催されるF1第11戦アイフェルGPは、ホンダの発表後最初のグランプリとなる。
「先週、ホンダは2021年末でF1参戦を終了するという決定をアナウンスしました」
ホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターは、アイフェルGPを前にプレスリリースにそうコメントした。
「ホンダF1のプロジェクトメンバー全員が、我々の素晴らしいパートナーであるレッドブル、アルファタウリとのプロジェクトを終えなければいけないということを本当に残念に思っています」
「両チームとここまで一緒に進化を続け、表彰台や勝利を獲得してこられたことを改めて誇りに思うとともに両チーム、ドライバーと一緒にこの先に残された一戦一戦を今まで同様に全力を尽くして戦い、さらなる勝利をつかみ取りたいと考えています」
「また、両チームはもとよりFIA・F1に対してもパワーユニットマニュファクチャラーとしての責任を来シーズンが終了する最後まできちんと果たしていきます」
コロナ禍の影響によるスケジュール再編で2020年のカレンダーに加わったニュルブルクリンクは、2013年以来のF1開催となる。
2014年にパワーユニットが導入されてからは初の開催。それも例年は7、8月のレースだったため、各チーム適切なデータは持ち合わせていない。
田辺TDは、得られたデータを活用しパフォーマンスを最大限に発揮したいと意気込んだ。
「今回のレースの舞台となるニュルブルクリンクは、F1での長い歴史を持つサーキットです。緑豊かなアイフェル山地の中に位置し、標高600mほどの山地のために荒天・低温になりやすいということが特徴です」
「今週末も雨の予報や、今までのレースと比べてかなり低い外気温と路面温度が予想されています。ニュルブルクリンクは近年のF1カレンダーからは外れていたため、2013年以来の開催となります。したがって、現行のハイブリッドレギュレーション下では初めてのレースとなりますので、シミュレーションなど事前検討を十分に行なうこと、また走行開始から得られたデータを解析し最適化を迅速に進めることが重要になると考えています」
「ロシアGPに続き4台がきちんと完走すること、パフォーマンスを最大限に発揮して良いレースができることを目指して臨みます」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments