写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
アルファタウリは、F1第11戦オーストリアGPで大苦戦。ピエール・ガスリーが15位、角田裕毅は16位と後方に沈んだ。
週末を通じてペース不足に苦しんだアルファタウリの2台。予選では共にQ2進出をしたものの、スプリントレースではポジションを落とし、ガスリーが15番手、角田が17番手で決勝レースを迎えた。
角田はスプリントレース後、まったくペースがなかったとコメントしていたが、この状況は決勝レースでも変わらず、16位でレースを終えた。
「このレースは本当にタフで、長いレースでした。今週末は全くペースが上がらず、FP2からは本当に苦戦を強いられました。クルマがあちこちでスライドしていたんです」
そうチームのプレスリリースにコメントを寄せた角田。厄介なのは、その問題の原因がはっきりしていないことだ。
「この週末がなぜこんなに難しいのか、データからは何も見えてこないので、何が問題なのかを調べなければいけません」
「今日は全力を尽くしましたし、個人的なパフォーマンスという点では、この状況下でこれ以上できることはなかったと思います。でも全体として、今年に入ってから最も難しいレース週末になりました」
ガスリーもそれほど状況は変わらず、ペース不足に苦しみ15位。またガスリーは、なんとか前に出ようともがくなかでセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)との接触があり、ペナルティを受けてしまった。
彼は「この週末は、ペースがつかめなかったとしか言いようがない。(次戦フランスGPまでの)この1週間半で、なぜペースが上がらなかったのかを理解し、次のレースで何をすればいいのかを考えたい。新しいパッケージで前進し、再び中団で競争力を発揮できることを願っている」と、レースを振り返った。
テクニカルディレクターのジョディ・エギントンもお手上げ状態。何も得ることがなかったとレースを総括した。
「今日はとても難しいレースで、前進することができなかった。さらにピエールのほうは、いくつかのペナルティがあった。そのせいでさらに遅れてしまった」
「序盤から2ストップになることは明らかだったので、それを利用してピエールのポジションを上げたかったが、トラフィックにぶつかってしまい、それからは厳しい状況になった」
「ユウキも同じようにピットストップでポジションを上げようとしたが、今日の彼にはペースがなかった。我々は今日、一日中劣勢だったし、残念ながら何も得ることができなかった」
ガスリーのコメントにもあったように、アルファタウリはフランスGPでマシンをアップデート予定となっている。
エギントンは「ファクトリーに戻って見直すべきことがたくさんある。今はフランスGPに向けてマシンのアップデートを行ない、中団争いに復帰することに集中している」と、エギントンは意気込んだ。
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