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F1ポルトガル決勝:ハミルトン、圧勝! F1最多勝記録の92勝目。フェルスタッペンは3位

F1第12戦ポルトガルGPの決勝レースが行なわれ、メルセデスのルイス・ハミルトンが今季8勝目を挙げた。

Lewis Hamilton, Mercedes F1 W11

写真:: Sam Bloxham / Motorsport Images

 F1第12戦ポルトガルGPがアルガルヴェ・サーキットで行なわれた。優勝したのは、メルセデスのルイス・ハミルトンで、F1歴代単独トップとなる92勝目を記録した。

 スタート前のサーキット上空は雲が覆い、強い風が吹くという難しいコンディション。気温20度、路面温度25度と予選時よりも路面温度が低く、レコノサンスラップからタイヤをロックさせるマシンも多かった。

 アルガルヴェ・サーキットでのグランプリ開催は今回が初めてであり、各車ロングランのデータが不足している。コンディションも含め、不確定要素をいくつも抱えたまま全20台がフォーメーションラップに向かった。

 スタートタイヤは、フロントロウのメルセデス勢がミディアムタイヤでQ2を突破しており、4番手のシャルル・ルクレール(フェラーリ)もミディアムタイヤでのスタートとなる。11番手以下は、16番手のキミ・ライコネン(アルファロメオ)がソフト、19番手のケビン・マグヌッセン(ハース)がハードタイヤを選択した以外はミディアムタイヤでのスタートを選んだ。

 わずかながら雨粒が落ちているとドライバーたちが報告する中、66周のレースがスタート。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が良い蹴り出しを見せ、ターン1までにバルテリ・ボッタス(メルセデス)をパス。しかしターン4でボッタスがやり返し、2番手を奪い返した。

 3番手に落ちたフェルスタッペンは、レーシングポイントのセルジオ・ペレスと接触。これでペレスはスピンし、緊急ピットインで最後尾まで落ちた。この件は、レーシングアクシデントだと判断され、ペナルティは出されなかった。

 ポールポジションのハミルトンがトップを確保したかと思いきや、雨がにわかに強まる中タイヤが上手く機能していないようでペースが悪く、ボッタスがハミルトンを交わした。それ以上にペースが良いのはマクラーレン勢。カルロス・サインツJr.はフェルスタッペン、ハミルトンを交わすと、2周目には先頭に躍り出た。

 またタイヤ選択とコンディションがマッチしたか、ライコネンが一気に6番手まで浮上するなど、動きの多い序盤3周となった。

 しかし雨が強まることはなく各車のタイヤも暖まったか、メルセデス勢やフェルスタッペンのペースも持ち直した。フェルスタッペンは5周目のターン1で前のランド・ノリス(マクラーレン)をオーバーテイクし、4番手に。ボッタス、ハミルトンも6、7周目にそれぞれサインツJr.を交わしていった。

 フェルスタッペンも8周目のターン1でサインツJr.を抜き3番手に。しかしフェルスタッペンのペースは1分22秒1。1分21秒7で走るメルセデス2台との差は少しずつ開いていった。

 オープニングラップでジャンプアップしたライコネンはペースが悪く、11周目に10番手までポジションダウン。たまらずピットインし、最後尾まで後退した。

 一方、ミディアムタイヤを履くルクレールは一時8番手まで落ちたものの、フェルスタッペン以上のペースで、4番手までリカバリーした。またソフトタイヤを履くマシンの中では、アルファタウリのピエール・ガスリーも好調で、ノリスをパスし6番手になるとサインツJr.にも迫っていった。

 18周目、7番手を争うノリスとランス・ストロール(レーシングポイント)がターン4で接触。両車マシンにダメージを抱え、緊急ピットインを強いられた。なお、この件でストロールに5秒のタイム加算ペナルティが科された。

 ソフトタイヤに苦しみペースが落ち始めたフェルスタッペンを尻目に、好ペースで走り続けていたハミルトンはボッタスとの差を一気に削り取ると、20周目ターン1でのオーバーテイクを一発で決め首位を奪還。あっさりとレースの主導権を取り戻した。

 ルクレールにじわじわ近づかれていたフェルスタッペンは、24周目にピットインしミディアムタイヤへ交換。6番手でコースに復帰した。

 首位に立ったハミルトンは25周目に1分20秒775のファステストラップを叩き出し、ボッタスとのギャップを4秒以上まで開き、独走体制を整えていった。

 21周目にサインツJr.をパスしたガスリーは、28周までソフトタイヤを引っ張りピットイン。リカルドの前、8番手でコースに復帰した。しかしタイヤの暖まりが悪かったのか、リカルドにオーバーテイクを許してしまった。

 29周目に1分20秒537までファステストラップを更新したハミルトンにボッタスはついていけず、その差が7秒以上にまで拡大していった。さらには、ボッタスはマシンの冷却に関する警告が出ていると無線で報告した。

 3番手のルクレールは34周を終えてピットインしハードタイヤへ交換。一方のメルセデス勢は、冷却の警告が出たボッタスも含めて自己ベストを更新し、順調に周回を重ねていった。

 ハミルトンがピットに動いたのは40周を終えたところ。交換したのはハードタイヤだ。翌周にピットに入ったボッタスは、逆転優勝を目指してソフトタイヤの装着を無線で要求したものの、結局ハードタイヤに履いてコースに合流した。

 これで上位5台まではタイヤ交換義務を消化。ハミルトンと2番手のボッタスは12秒差、ボッタスとフェルスタッペンは9秒差だが、フェルスタッペンがフィニッシュまで走りきるためにはタイヤ的に無理ができない状況。4番手のルクレールはその12秒後方だ。

 ガスリーは46周目にリカルドをオーバーテイクし7番手に上がった。ただ、スタート直後の接触で最後尾に落ちてからミディアムタイヤで追い上げ、ソフトタイヤに履き替えたペレスがガスリーの目の前でコースに復帰。実質的にひとつポジションを落とした形となった。

 スタートから唯一ピットストップせず、ミディアムタイヤで走り続けていたエステバン・オコン(ルノー)は54周を走ったところでようやくピットイン。ソフトタイヤに交換したが少し作業に時間がかかり、チームメイトであるリカルドの前、8番手でコースに戻った。

 残り10周を切り、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)やフェルスタッペンが風が強くなっていることを訴える中、各車タイヤを大事にフィニッシュまで走りきろうという態勢。ただ、6番手のガスリーにはサインツJr.が近づき、接近戦を演じた。

 ボッタスと18秒差をつけ、一人旅のハミルトンは『脚がつった』と無線で報告しながらもファステストラップを連発し、1分18秒966を記録した。

 ガスリーとサインツJr.はバトルをしながら5番手のペレスにも接近。残り5周ほどで三つ巴の5番手争いに発展した。64周目にはガスリーがターン1でペレスのインに飛び込もうとするも、ペレスは懸命にブロック。それでも諦めず、翌周のターン1でペレスを大外刈り。これでガスリーが5番手に浮上、ペレスはソフトタイヤの選択が失敗だったか、サインツJr.にも抜かれてしまった。

 ハミルトンは悠々のトップチェッカー。F1通算最多勝記録を更新する92勝目を飾った。レース序盤には危うい状況もあり、マシンから降りた後には右脚を引きずるような仕草も見せたが、終わってみれば、僚友ボッタスに25.592秒差をつける圧勝だった。

 フェルスタッペンは3位表彰台を確保。最後はファステストラップ更新を狙う素振りを見せたものの、ピットには入らなかった。

 4位以下ルクレール、ガスリー、サインツJr.、ペレス、オコン、リカルド、ベッテルまでがポイント獲得。ペレスは終盤にポジションを落としたものの、フェルスタッペンとの接触で最後尾まで落ちながら、見事な挽回を見せた。

 

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順位 ドライバー 周回数 タイム 前車との差 平均速度 ポイント
1 United Kingdom ルイス ハミルトン 66 -       25
2 Finland バルテリ ボッタス 66 25.592 25.592 25.592   18
3 Netherlands マックス フェルスタッペン 66 34.508 34.508 8.916   15
4 Monaco シャルル ルクレール 66 1'05.312 1'05.312 30.804   12
5 France ピエール ガスリー 65 1 lap       10
6 Spain カルロス サインツ Jr. 65 1 lap       8
7 Mexico セルジオ ペレス 65 1 lap       6
8 France エステバン オコン 65 1 lap       4
9 Australia ダニエル リカルド 65 1 lap       2
10 Germany セバスチャン ベッテル 65 1 lap       1

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