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F1トルコ予選:ストロールが大波乱の予選を制し、初ポール! フェルスタッペン2番手

F1トルコGPの予選が行なわれ、レーシングポイントのランス・ストロールが自身初ポールポジションを獲得した。

Lance Stroll, Racing Point RP20

写真:: Charles Coates / Motorsport Images

 F1第14戦トルコGPの予選がイスタンブール・パーク・サーキットで行なわれ、レーシングポイントのランス・ストロールが自身初のポールポジションを獲得した。

 2011年以来、9年ぶりの開催となったトルコGP。グランプリ開催のわずか2週間前に路面の再舗装が行なわれた関係で、フリー走行では各車がグリップを得るのに苦労した。

 さらに予選日は朝から雨模様。FP3ではスピンやコースオフする車両も多く、まともに1周走るのにも苦労するようなコンディションだった。

 現地時間15時から開始された予選は、気温11度、路面温度13度とFP3よりもさらに低温なコンディション。ポツポツと雨粒が落ち、路面には水が浮いた中で、各車がアタックに向かった。

Q1:赤旗で一発勝負のアタック合戦に。クビアトがスピンで涙をのむ

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンを先頭に続々とコースイン。フェルスタッペンはインターミディエイトタイヤを履いたが、メルセデスの2台はウエットタイヤを装着しており、タイヤの判断が大きく二分される形となった。

 しかしフェルスタッペンはコースイン早々ハーフスピン。「グリップが全くない」と無線で報告した。その後もフェルスタッペンはコースに留まるのが精一杯の様子だ。

 ハース勢はインターミディエイトでコースインしたものの、すぐにピットに戻りウエットタイヤに交換。その間にバルテリ・ボッタス(メルセデス)が2分7秒001でトップに立った。フェルスタッペンもたまらずピットインしウエットタイヤへと履き替えた。

 各車フラフラとマシンを揺らしながら、走行を重ねてタイムアップを目指す。しかし雨が強くなってきたとルイス・ハミルトン(メルセデス)が無線で報告しており、インターミディエイトを履くマシンはたまらずピットに戻ってタイヤをウエットに変えた。

 コース上の水量が多くなりスピンも多発、ところどころでイエローフラッグが振られるような状況になったこともあり、残り時間6分56秒で赤旗が掲示され、セッション中断となった。

 この時点で、トップタイムはエステバン・オコン(ルノー)の2分6秒115。フェルスタッペンは15番手とQ1敗退の危機が迫るポジションにおり、16番手のシャルル・ルクレール(フェラーリ)とはわずか0.007秒差だ。他に、ロマン・グロージャン(ハース)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)、ウイリアムズのジョージ・ラッセル、ニコラス・ラティフィがQ1敗退圏内となった。

 赤旗の間に雨雲は去ったものの、コースはところどころ水が溜まってしまっており中断が長引いたが、約45分後にセッションが再開された。

 真っ先にピット出口に並んだアレクサンダー・アルボン(レッドブル)を先頭に、各車続々とコースイン。キミ・ライコネン(アルファロメオ)はコースイン直後にスピンしたが、幸いウォールに接触せずに済み、走行を続けた。

 しかし残り時間3分30秒となったところで再度赤旗。グロージャンがターン1でコースオフ、グラベルにハマってしまったためだ。車両回収が済み、すぐさまセッション再開。各チームクルーは慌ただしくタイヤを付け替え、ドライバーをピットロードへ送り出した。

 フェルスタッペンを先頭に、各車が一発勝負のアタックへ向かった。フェルスタッペンはセクター1、2で全体ベストのペースを刻み、1分57秒485をマークしトップに浮上。アルボンもタイムをまとめて2番手につけた。

 各車がタイムを更新し、タイムシートは目まぐるしく塗り替わっていく。そんな中、ダニール・クビアト(アルファタウリ)やニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)がスピンを喫しタイムアップできず、Q1敗退。ターン1でオーバーシュートしタイムアップできなかったハミルトンは、14番手でなんとかQ2に進んだ。

 Q1敗退は、ケビン・マグヌッセン(ハース)、クビアト、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)、グロージャン、ラティフィがここで予選を終えた。

 しかし、黄旗中に出されたラップタイムは全てチェックされると通知が出されている。マグヌッセンは黄旗の影響でタイムを出せなかったようだ。

Q2:タイヤ選択を誤ったマクラーレンが姿消す。ガスリーもQ3進めず

 15分間のQ2がスタートすると、多くのマシンがウエットタイヤでコースインするが、マクラーレンの2台はインターミディエイトタイヤでアタックに入った。

 インターミディエイトで1周走りきったランド・ノリスのタイムは2分00秒163だったが、トラックリミット違反で抹消となった。

 一方、速さを見せたのがフェルスタッペン。ウエットタイヤで1分57秒125をマークした。レーシングポイント勢も速く、セルジオ・ペレスが2番手、ランス・ストロールが3番手に続いた。

 各車走行を続け、タイムシートは次々と塗り替わっていく。中でもストロールは1分55秒730をマークし、トップに立った。このタイムは2番手以下に1秒近くの差をつけるものだったが、その後フェルスタッペンがさらにそれを2秒以上上回る1分53秒486を記録した。

 コース上に留まり、タイムアップを目指すドライバーたち。しかしインターミディエイトタイヤで走り続けていたマクラーレン勢はウエットタイヤに交換。ガスリーは残り時間4分を切り、ウエットタイヤを新しいものに交換した。

 フェルスタッペンは水を得た魚のようにタイム更新を連発。1分50秒293をマークし、2番手のボッタスに3秒以上の差をつけた。

 その後、アルボンもタイムアップし、フェルスタッペンとは1.989秒差の2番手。ハミルトンを上回ってQ3進出を決めてみせた。

 Q3進出争いは最後の最後まで分からない展開が続いたが、アルファロメオの2台がタイムアップした一方、マクラーレンの2台、フェラーリの2台、ガスリーがここで敗退。11番手以下は、ノリス、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、カルロス・サインツJr.(マクラーレン)、ルクレール、ガスリーというオーダーだった。なお、サインツJr.はペレスのアタックを妨害したとして審議対象になっている。

Q3:ストロールが初ポール獲得! フェルスタッペン惜しくも2番手

 好調レッドブル2台はウエットタイヤを履き、いの一番にコースインすべくピットレーンで待機。一方、オコンとペレスはインターミディエイトでアタックへ向かった。

 最初にアタックに入ったフェルスタッペンは、フラつきながらもセクター1、2を全体ベストで通過し、1分52秒326でトップに立つ。

 しかし、ペレスはセクター1の全体ベストを更新し、1分52秒037でトップタイムを塗り替えた。フェルスタッペンはさらにペースアップ。セクター1とセクター2で全体ベストを更新していたものの、タイムは残さずピットへ。インターミディエイトタイヤへと履き替えた。他のマシンも続々とピットに入ってタイヤをウエットへ交換した。

 コースに戻ったフェルスタッペンはウエットタイヤで走り続けるライコネンに詰まってしまう。さらに、無線でインターミディエイトタイヤの感触が良くないと訴え、思うようにタイムが出せない。

 その間に、ペレスは1分49秒321までタイムアップ。ストロールも2番手に飛び込み、一時レーシングポイントがワンツーとなった。

 最後のアタックでは、ストロールが1分47秒765までタイムアップする圧巻のアタック。フェルスタッペンはほぼ同じようなペースを刻んだが、0.290秒届かず2番手に終わった。

 ストロールのタイムを上回る者はおらず、ストロールがF1史上101人目のポールシッターとなった。カナダ人のポールシッターはジャック・ビルヌーブ以来となる。

 3番手はペレス、4番手はアルボンとウエットコンディションで速さを見せた2チームが上位を占めた。

 5番手以下、ダニエル・リカルド(ルノー)、ハミルトン、オコン、ライコネン、ボッタス、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)というオーダー。メルセデス勢はグリッド3列目が精一杯と、大波乱の予選となった。

 

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順位 ドライバー タイム 平均速度
1 Canada ランス ストロール 1'47.765   178.321
2 Netherlands マックス フェルスタッペン 1'48.055 0.290 177.842
3 Mexico セルジオ ペレス 1'49.321 1.556 175.783
4 Thailand アレクサンダー アルボン 1'50.448 2.683 173.989
5 Australia ダニエル リカルド 1'51.595 3.830 172.201
6 United Kingdom ルイス ハミルトン 1'52.560 4.795 170.724
7 France エステバン オコン 1'52.622 4.857 170.630
8 Finland キミ ライコネン 1'52.745 4.980 170.444
9 Finland バルテリ ボッタス 1'53.258 5.493 169.672
10 Italy アントニオ ジョビナッツィ 1'57.226 9.461 163.929

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