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予選レポート

F1ロシア予選:勇気の決断、ノリスが初PP! タイヤ交換遅れたハミルトンは4番手、角田裕毅は13番手

F1第15戦ロシアGPの予選が行なわれ、マクラーレンのランド・ノリスがF1での自身初ポールポールポジションを獲得した。

Lando Norris, McLaren MCL35M

写真:: Zak Mauger / Motorsport Images

 F1第15戦ロシアGPの予選は、ドラマチックな予選Q3となり、マクラーレンのランド・ノリスがF1での初ポールポジションを獲得した。

 荒天が予想されていたロシアGPの2日目。実際、フリー走行3回目の時点ではコンディションが悪く、セッションの中止が早々に決定された。

 現地時間15時からの予選も実施が不安視されたが、予選開始時刻までに雨は止み、予定通り予選が実施された。各ドライバーは、ウエットコンディションで全く走行できていないまま、ぶっつけ本番で予選に臨んだ。

 気温14度、路面温度17度というコンディションで予選Q1がスタートすると、多くのマシンがインターミディエイトタイヤでコースイン。アルピーヌのフェルナンド・アロンソだけはウエットタイヤを履いた。

 舗装が新しい場所では路面に水が多く残っているという状況の中、各車慎重にトラクションをかけながら、周回を重ねていく。雨は落ちておらず、徐々にコンディションは良くなっていった。

 Q1終盤に雨雲が再びサーキットに訪れる可能性が高いという無線がドライバーたちに飛ぶ中、すでにパワーユニット交換によるペナルティで最後尾グリッドへの降格が決まっているマックス・フェルスタッペン(レッドブル)はタイムを出さずにピットに戻り、マシンを降りた。

 アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)がごく低速でスピンを喫するほどグリップが低い状況だが、メルセデス勢は盤石の速さを見せ、ルイス・ハミルトンがトップタイムをマーク。バルテリ・ボッタスが続き、3番手にピエール・ガスリー(アルファタウリ)となった。

 残り5分のところでセルジオ・ペレス(レッドブル)がトップタイムを更新。Q1敗退圏内は、早々に走行を切り上げたフェルスタッペンの他、ハース勢とアルファロメオ勢が占めた。

 心配された雨は降らず、残り時間3分を切ってくると、ウエットパッチを選んで走るマシンも出始めた。メルセデス勢は再度タイムアップし、ハミルトンが唯一の1分45秒台のタイムを記録し、トップタイムを更新した。

 アルファタウリの角田裕毅は、トラフィックに詰まりタイムを更新できない場面もあったが、15番手でQ1をなんとか突破。16番手キミ・ライコネン(アルファロメオ)以下、ミック・シューマッハー(ハース)、ジョビナッツィ、ニキータ・マゼピン(ハース)、フェルスタッペンがここで予選を終えた。

 Q2がスタートするとガスリーが真っ先にコースイン。ウイリアムズの2台や角田もそれに続いた。フェルスタッペンと同じく、グリッド降格が決まっているシャルル・ルクレール(フェラーリ)はQ2を走行しなかった。またこちらもPU交換したニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)も、コースインしたもののタイムは計測せずにピットに戻っている。

 場所によっては路面の色が変わり、より乾いている走行ラインが判別できるようになってきたものの、まだまだスリックタイヤでは走れず、全車がインターミディエイトタイヤを装着。コース上で周回を重ね、徐々にタイムを上げていった。

 残り5分を切り、Q2敗退圏内は11番手の角田や、前戦ウイナーのダニエル・リカルド(マクラーレン)、ウイリアムズの2台。その後、リカルドがタイムを更新しトップ10圏内に食い込んだ。

 角田は残り3分を切ったところで一旦ピットに入り、新しいインターミディエイトタイヤを投入。最後のアタックでタイムアップを狙った。この戦略でタイムアップには成功した角田だったが、最終的に13番手。Q2突破はならなかった。

 ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)やリカルドがタイムアップしQ3に進んだ一方で、11番手のセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)や12番手ガスリーもここで敗退。ガスリーはコックピットで悔しさを爆発させた。14番手はラティフィ、15番手ルクレールというQ2だった。

 Q3がスタートすると、メルセデス勢が真っ先にコースイン。まだ走行ラインは一部が濡れており、スリックタイヤを選ぶギャンブルをして走り出すチームはなかった。

 まずポールポジション争いの主導権を握ったのが、ハミルトン。1分44秒050を叩き出してトップに立った。それに続いたのが、マクラーレンのノリス。ベルギーGPでは雨の予選で速さを見せながらもクラッシュを喫したが、ここでも光る速さを見せてボッタスをわずかに上回って2番手につけた。

 勇敢なチャレンジに挑んだのはラッセル。一度インターミディエイトタイヤでコースインしたが、保険のタイムも出さずにピットインし、ソフトタイヤに履き替えたのだ。この動きに追随し、ランス・ストロール(アストンマーチン)やリカルド、ノリス、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)も続々とソフトタイヤにスイッチした。

 メルセデスもこの動きには反応せざるを得ず、ピットイン。だがハミルトンはピット入り口でウォールに接触。破損したフロントウイングを交換しなければならなくなった。これで、ボッタスのタイヤ交換も遅れてしまった。

 ソフトタイヤをしっかりと温め、機能させられるかが焦点となったが、メルセデス勢はタイヤを発動できずじまい。他のドライバーたちのアタック次第という様相になっていった。

 早めにタイヤを交換したドライバーたちは、ラストアタックでそのドライタイヤの本領を発揮。中でもノリスが1分41秒993を叩き出し、自身初のポールポジションを獲得した。

 2番手にはサインツJr.、3番手にラッセルが入っており、リカルドも5番手。早めにソフトタイヤを履いたドライバーたちが上位に食い込んだ。

 タイトル争い最大のライバルであるフェルスタッペンが不在の中、しっかりとポールポジションを獲りたかったメルセデス勢だが、ハミルトンが4番手、ボッタスが7番手と不本意な結果に終わった。

 
 

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順位 # ドライバー タイム 前車との差 平均速度
1 4 United Kingdom ランド ノリス 1'41.993     206.414
2 55 Spain カルロス サインツ Jr. 1'42.510 0.517 0.517 205.373
3 63 United Kingdom ジョージ ラッセル 1'42.983 0.990 0.473 204.429
4 44 United Kingdom ルイス ハミルトン 1'44.050 2.057 1.067 202.333
5 3 Australia ダニエル リカルド 1'44.156 2.163 0.106 202.127
6 14 Spain フェルナンド アロンソ 1'44.204 2.211 0.048 202.034
7 77 Finland バルテリ ボッタス 1'44.710 2.717 0.506 201.058
8 18 Canada ランス ストロール 1'44.956 2.963 0.246 200.586
9 11 Mexico セルジオ ペレス 1'45.337 3.344 0.381 199.861
10 31 France エステバン オコン 1'45.865 3.872 0.528 198.864

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