好調アルピーヌ、トップ6に2台とも食い込む。ガスリー「方向性も見えてきた。もっと進化できるはず!」
アルピーヌは、F1第2戦サウジアラビアGPの初日を2台がトップ6に入るという好位置で終え、良い感触を持っているようだ。

アルピーヌF1チームにとって、F1第2戦サウジアラビアGPの初日は大きな期待を抱くことができるような1日となった。
開幕戦バーレーンGPでは、最後尾からスタートしたピエール・ガスリーが9位に入った一方で、9番手スタートのエステバン・オコンが度重なるペナルティもあってリタイアと、両極端な結果に終わったアルピーヌ。ライバルたちとの相対的な立ち位置も読み切ることが難しい状況だった。
そして迎えたサウジアラビアGPでは、FP1をガスリーが8番手、オコンが12番手と上々の滑り出しを見せると、FP2ではさらにパフォーマンスアップ。オコンが4番手、ガスリーが6番手に食い込んだ。
トップ3が開幕戦で表彰台を獲得したレッドブルの2台&フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)であることを考えると、このパフォーマンスはチームにとっても大いに期待が持てる結果だったようだ。
オコンはさらなるパフォーマンス向上に期待しつつ、全体的に良い1日だったと振り返った。
「金曜日はいろいろなことを試せたので、予選や決勝で役立つと思う。今のところ、クルマのフィーリングは強力で、明日夕方の予選に向けてもっと引き出せるものがあると思う」
「チームは今日、プログラムをこなすために素晴らしい仕事をしてくれた。明日に向けていい状態になるよう、今夜も頑張るつもりだ。全体として良い一日だった」
ガスリーも、オコンと同じように好感触を持っている様子。特に開幕戦では予選Q1でノックアウトされているだけに、予選に向けて集中しているようだ。
「2023年のパッケージについて学び続けている僕たちにとって、今日は忙しい一日だったけれど、今日の作業には満足している」とガスリーは語った。
「バーレーンでの2週間を経て、新しいサーキットで新しいチャレンジができるのはうれしい。ここはとてもハイスピードで、速く走るためには多くのことを適切にこなさなければならない」
「クルマのフィーリングもいいし、セットアップの方向性も見えてきたし、今週末はさらに進化するはずだ。僕の関心は、エンジニアと協力して予選の準備を万全にし、前回よりも良いパフォーマンスで戻ってくることだ」
今季の目標をコンストラクターズランキング4位獲得としているアルピーヌ。アストンマーチンが躍進し、レッドブルに次ぐ速さを見せている以上、目標達成のためにはメルセデスやフェラーリのポイントを削り取る必要があるだろう。
そういった意味でアルピーヌとしては、フェラーリのシャルル・ルクレールが10グリッド降格ペナルティを受ける今回のサウジアラビアGPで、FP2で見せた速さをリザルトにつなげ大量ポイントを稼ぎたいところだ。
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