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F1シュタイアーマルクGP:ハミルトン、雨の予選で異次元ポール。フェルスタッペン2番手

F1シュタイアーマルクGPの予選が行なわれ、メルセデスのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。

Lewis Hamilton, Mercedes F1 W11

写真:: Steven Tee / Motorsport Images

 F1第2戦シュタイアーマルクGPの予選がレッドブルリンクで実施され、メルセデスのルイス・ハミルトン(メルセデス)が驚異の走りで今季初ポールポジションを獲得した。

 天候悪化によりFP3の走行が中止となった今回のグランプリ。同日午後の予選も実施が危ぶまれたが、現地時間15時の予選スタート時刻には雨が少し収まり、予選実施に向けて各チームが動き出した。

 しかし、セーフティカーがコースチェックを行なった結果、Q1のスタート時刻がディレイになると、コンディションはまた徐々に悪化。ドライバーたちはガレージでコンディションの好転を待った。

■雨で勢力図大シャッフル。好調ペレスまさかのQ1敗退

 雨が落ち着き、46分遅れでQ1がスタート。気温14度、路面温度20度というコンディションだ。多くのマシンがピットロードでセッション開始を待ち、一斉にコースインしていった。

 あくまで雨雲の切れ間ということで、各車好機を逃さずタイムを出すべく、走行を開始。マシンが巻き上げる水煙で視界が悪い中、ハースのロマン・グロージャンがコースオフしてしまう。

 まずトップに立ったのは最初にタイムを記録したセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)。それをウイリアムズのジョージ・ラッセルが上回っていった。

 走れば走るほど路面の水量が減り、タイムが向上していく中、オーダーも目まぐるしく変化。シャルル・ルクレール(フェラーリ)やハミルトン、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)らがトップタイムを塗り替えていった。

 ペースに苦しみ、予選Q1敗退圏内にいるセルジオ・ペレス(レーシングポイント)やピエール・ガスリー(アルファタウリ)は、2セット目のウエットタイヤに交換しタイムアップを狙った。

 しかし、セッション終了2分前、アルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィが最終コーナーでクラッシュ。パーツを落としながらコースに復帰するも、ターン4でマシンを止めてしまい、セッション終了直前で赤旗が掲示されてしまった。

 これにより、ラストアタックでタイムを更新できないマシンもあるままセッション終了。ハミルトンがトップ、フェルスタッペンが2番手となった。

 キミ・ライコネン(アルファロメオ)、ペレス、ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)、ジョビナッツィ、グロージャンがQ1敗退となった。グロージャンはウォーターポンプの故障の疑いでノータイムだった。

 驚きなのは、ドライではメルセデスに迫ろうかという速さを見せていたペレスがここで予選を終えたこと。また、ラッセルは自身初のQ2進出。ウイリアムズにとっても久々のQ2進出となった。

■フェラーリ、今度はルクレールがQ2敗退

 Q2も各車がピットレーンでセッション開始を待ち、コースイン。中には、ここで中古のウエットタイヤを装着するマシンもあった。

 まずはボッタスがトップタイムを記録し、フェルスタッペンやハミルトンがそれを更新していく流れは変わらず。ダニエル・リカルド(ルノー)やランド・ノリス、カルロス・サインツJr.のマクラーレン勢がそれに続いた。

 セッション折り返しを過ぎ、10番手はベッテル。11番手はルクレールと、フェラーリは苦しい状況。9番手のアレクサンダー・アルボン(レッドブル)はトラックリミット違反でタイム抹消を受ける場面もあった。

 フェラーリ勢やラッセル、ランス・ストロール(レーシングポイント)は3セットしかないウエットタイヤを全て投入。Q2敗退圏内から脱出を狙うが、雨脚が強まってしまっているようで、タイムを更新するマシンはほとんどないままセッション終了となった。

 ルクレール、ラッセル、ストロール、ダニール・クビアト(アルファタウリ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)がQ3進出できず予選終了。開幕戦ではベッテルがQ2敗退していたが、今回はルクレールが涙を呑んだ。一方、ラッセルは自己ベストグリッドを更新し、スタッフと喜びを分かち合った。

 Q2トップはハミルトン。フェルスタッペンはQ1と同じく2番手、3番手にはノリスがつけた。

■ハミルトン、異次元の走りで1.2秒差ポールポジション

 Q3では雨脚が強まるとみて、セッション開始の3分以上前にフェルスタッペンが他車に先駆けピットロード出口で待機。エステバン・オコン(ルノー)、ベッテル、ガスリーは中古タイヤでのアタックを強いられた。

 まずタイムを出したフェルスタッペンは1分21秒800と、これまでのセッションより4秒近く遅いタイム。ハミルトンは0.265秒届かず2番手となった。その後、ボッタスがフェルスタッペンを上回りトップに立つが、コンディションは確実に悪化しているようで、タイムは1分21秒036に留まった。

 ハミルトンが1分20秒649を記録し、ハミルトン、ボッタス、アルボン、フェルスタッペンというオーダーでセッション残り3分を迎えた。

 サインツJr.やガスリーも速さを見せ、上位にポジションを上げていく中、フェルスタッペンも1分20秒489までタイムアップし、トップに浮上した。

 しかしすぐさまハミルトンが1分19秒702までタイムアップし逆転。フェルスタッペンはラストアタックに賭け、自己ベストペースを刻むが、最終コーナーでスピンを喫し万事休す。

 これでポールポジションが確実なものとなったハミルトンだが、全セクターで全体ベストを更新。1分19秒273をマークする驚愕のラップを刻んだ。結果としてフェルスタッペンに1.2秒差をつけ、完璧な形でポールポジションを獲得してみせた。

 3番手はサインツJr.。難しいコンディションの中でも、マクラーレンが速さを見せた。サインツJr.にとっては、予選自己ベストリザルト更新となった。

 4番手以下、ボッタス、オコン、ノリス、アルボン、ガスリー、リカルド、ベッテルというオーダー。フェルスタッペンからリカルドまで0.7秒差だったということを考えると、ハミルトンはまさに異次元の走りを見せたと言えるだろう。

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順位 ドライバー 周回数 タイム 前車との差 平均速度
1 United Kingdom ルイス ハミルトン 34 1'19.273     196.091
2 Netherlands マックス フェルスタッペン 34 1'20.489 1.216 1.216 193.129
3 Spain カルロス サインツ Jr. 33 1'20.671 1.398 0.182 192.693
4 Finland バルテリ ボッタス 34 1'20.701 1.428 0.030 192.622
5 France エステバン オコン 33 1'20.922 1.649 0.221 192.096
6 United Kingdom ランド ノリス 34 1'20.925 1.652 0.003 192.088
7 Thailand アレクサンダー アルボン 31 1'21.011 1.738 0.086 191.885
8 France ピエール ガスリー 33 1'21.028 1.755 0.017 191.844
9 Australia ダニエル リカルド 32 1'21.192 1.919 0.164 191.457
10 Germany セバスチャン ベッテル 33 1'21.651 2.378 0.459 190.381

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